あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!!2017)
あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.20 H30.3.28 NEW ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
あさっぴーとスウォンへカジャ! ≪vol.20 日韓のつながり≫ ご覧いただきまして,ありがとうございます。 時間はたくさんあるようで,本当に1日1日が過ぎていくのが早かったです。 時間を惜しむように,いろいろなところに行きました。 最終回はそんな1年で見つけた日本と韓国のつながりについて,ご紹介します。 情報が変わることもございますので,行かれる場合は必ずご自身で確認してください。 1 古代のつながり(百済歴史遺産) 扶余郡は日本と交流があった百済国の最後の都でユネスコ世界遺産にも登録されています。大宰府築城等,百済は日本に多大な影響を与えました。 2 文化のつながり(龍山電気街 等) 龍山電気街は秋葉原のように電気機器関係の専門店がたくさんあります。日本のカメラやパソコンやゲーム,特にレトロゲーム区画には日本の懐かしいゲームもたくさんありました。日本のアニメ,キャラクター等は大人気でキャラクターショップは韓国各地にあります。 3 人のつながり ○ 達城韓日友好記念館 大邱郊外にある「沙也可」という韓国に帰化した日本人の記念館です。沙也可はかの秀吉の朝鮮侵攻の際に朝鮮方として戦ったとされています。激動の時代にも様々な人間模様とつながりがありました。 ○ 日本人街,観光地 仁川には旧日本人街があります。現在は当時の姿そのままに美術館等に活用しています。ソウルには現在の日本人街があるほか,特に明洞や釜山は韓国にいることを忘れる程,日本語が飛び交います。日本人が多く訪れる地域には案内表記や地下鉄のアナウンス,日本語を話せる店員さん等,日本人に優しいです。 ○ 平昌オリンピック・パラリンピック 平昌オリンピック・パラリンピックにもいろいろなドラマがありました。今回のスピードスケートでも日韓選手のスポーツマンシップと友情を讃えるニュースは韓国インターネットテレビの視聴回数1位の瞬間もありました。平昌から東京へ,未来へと日韓,人のつながりもますます強く,大きくなっていくことでしょう。 4 食のつながり(水原) たくさんある日本食専門店の中で,水原にある日本食の店を3軒,紹介します。 ○ カレー 28青春青年モール内にある日本式カレー店です。日本で修行した後に水原で開店して1年程になるそうです。ここのカレーは日本の味に近く本格的ですし,一度行っただけで顔を覚えてくれて,嬉しかったです。 ○ ラーメン 創業者は北海道で修行してラーメン店を始めたそうです。味は日本と比べると味付けが違い,より韓国人好みと言えます。北海道発で韓国に根付いた味です。 ○ ジンギスカン 創業者は北海道に留学した際に,北海道ジンギスカンの味に感動し,韓国で店を始めたそうです。秘伝の製法で熟成しているとのことで独特の匂いがないのは驚きでした。店内もモダンな雰囲気でおしゃれです。 5 水原と旭川のつながり ○ 交流都市通りと水原市役所1階の交流都市コーナー 旭川と水原の交流の歴史もここで知ることができます。 ○ 水原・旭川出身の各界著名人の日・韓・世界での活躍 水原出身の著名人は歴史に名を残す偉人から,女優,韓流ブームを支える音楽ユニットのメンバーまでたくさんいます。サッカーのパク・チソン選手もそうですし,今年,韓国テニス界に希望をもたらしたチョン・ヒョン選手も水原出身とされています。 平昌オリンピック・パラリンピックでも水原市と旭川市出身・ゆかりのある選手の皆様の奮闘がありました。 ・水原サッカー博物館 パク・チソン選手の特設コーナー ○日韓・水原と旭川の交流の最前線で支えてくださる皆様 この1年間,水原市民の皆様,外国人ボランティアの皆様等,水原市役所の皆様,交流公務員の皆様等,多くの方々にお世話になりました。日々,両市の交流のためにご尽力いただいている全ての皆様のおかげで,1年間無事暮らすことができました。ありがとうございました。 先日,旭川に以前派遣された交流公務員の方に水原近郊のスキー場に連れて行っていただきました。旭川でスキーを初めて習ったそうですが,とても上手でした。 この写真は人工雪のスキー場です。旭川の天然の雪ももちろん素晴らしいのですが,こちらの暖かく手軽にスキーを楽しめるという点も素晴らしかったです。旭川と水原,両方の良さを感じた時間でした。 最後に旭川にも縁のある水原市の日本担当の方には業務多忙の中,本当にいろいろな話を教えて頂きました。 皆様に支えていただいた1年で,感謝の言葉しかございません。 6 次へのつながり 水原と旭川の長く深い交流の歴史の一瞬を研修という形で関わらせて頂きました。これまでの交流の歴史に触れる度,人に会う度に,暖かさを感じる瞬間が多々ありました。水原での経験を今後の職務に生かすとともに,微力ながら両市の交流に貢献して参りたいと思っております。 1年間ご覧いただきまして,ありがとうございました。 |
あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.19 H30.3.20 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
あさっぴーとスウォンへカジャ! ≪vol.19 水原のディープな楽しみ方≫ ご覧いただきまして,ありがとうございます。 水原での生活も残りわずかです。 これまで紹介できなかった内容を水原のディープな楽しみ方としてご紹介したいと思います。(写真は華西門(화서문・ファソモン),水原華城の西門です。) 1 水原華城のディープな楽しみ方 何度ご紹介している水原華城,もっと時間があれば,こんな楽しみ方もできます。 (1)華城御車に乗ってみる シティツアー以外の移動手段としてベロタクシーやこの華城御車があります。特に御車は40~50分で水原華城周辺の主要スポットを回ります。イベント等のある繁忙期はチケットが買えない,遅い時間しかないこともあります。乗る際は先にチケットを買っておいたほうが良いです。 (2)城壁を1周歩いてみる 大きさを体験するには歩いてみるのが1番です。私は2時間でゴール,華城の西側が山なのでどう回るかがポイントです。池洞市場から始めて東側から回るのがオススメです。 (3)見方を変えてみる 季節を変えたり,夜のライトアップ(水原夜行,水原華城文化祭開催時)のときや,空(フライング水原)から見る,その時々で違う姿を見せてくれます。また,水原華城博物館,隆陵・健陵,昌慶宮等の正祖大王ゆかりの地でその足跡から見ることもできます。 2 水原川のディープな楽しみ方 水原川には素晴らしい市民の皆様の努力の歴史がありますが,それを知らなくても歩くだけでも大変気持ちよいです。매교駅~華虹門までのコースはオススメです。(所要時間 約1時間くらい) 今から40年近く前の水原川の水質は悪化しましたが,7年間の工事と市民による清掃活動の結果,今日の綺麗な水原川になりました。当日もゴミがひとつもなく,付近でゴミ拾いをされている方も見かけました,市民の皆様の努力により,美しい水原川が今日も保たれています。 今日の水原川は市民の散策スポットとして,水原華城の美しい景観の一部として,水原華城文化祭のレーザーショー等の会場として,多様な役割を担っています。 それでは,実際に歩いてみます。 ○매교(メギョ)駅(スタート地点) 河川敷は遊歩道として歩くこともできます。川には様々なオブジェやデザインがあって歩くだけで楽しいです。 ○クチョン洞 工具通り(구천동 공구 거리) 川沿いの壁には地域のイメージに合う特徴的な彫刻や壁画があります。この模様がある周辺には工具通りで, 業務用の工具を扱う店が数十軒並んでいます。 ○池洞市場,南水門,華虹門(北水門・今回のゴール地点) 工具通りの先は池洞市場で,その先から華城の内部となる南水門,鍾路市場の横を通り,その先に北の水門の華虹門があります。 華虹門 から数キロ先には池があるようですが,その先はまたいつかの機会に。 3 水原駅周辺のディープな楽しみ方 水原駅は特急と地下鉄1番線,水仁線のターミナル駅でソウルまで特急で30分,水原から韓国のほぼ全ての地域が日帰りか1泊2日で行けます。上の写真が1971年,下が1987年の水原駅の様子だそうです(今年は水原博物館で水原駅の特別展示がありました)。 ○水原駅周辺,水原駅観光案内所 ターミナルビルは,有名ブランド専門店,衣料,装飾品,レストラン等の複合商業施設です。駅の裏側にはロッテモールもあるのでショッピングはここで全てできます。駅の観光案内所には日本語も通じる方もいました。 ○水原駅総合バスターミナル 従来の駅前のバスターミナルのほか新たに完成した駅裏側のバスターミナルができて,乗換がさらに便利になりました。 ○ロデオ通り(青年通り) 水原駅前通りでいつも若者で賑わいます。飲食,酒場,ゲームセンター等の娯楽施設があります。入口には駅前広場があり,路上コンサートや販促イベントのほか,ボディビルダー披露会等の少しディープなイベントもたまにやってます。1本奥に入るとチャイナタウンで中華料理店が多くなります。旧市街地域と再開発地域が融合した水原駅前, 歩いてみるとディープな体験ができます。 ○ 水原博物館 水原駅からバスで約30分のところにあります。水原地域の古代から近代までの遺物を展示しています。常設展示は豊富な模型や当時の町並みを再現した展示があり,当時の様子がわかりやすく展示されています。 4 水原周辺でディープに楽しめるスポット 水原まで来たなら水原を拠点に一緒に行けるディープなスポットも紹介します。行くまで少し大変なところもありますが,感動もひとしおなところばかりです。 ■済扶島 제부도 チェブドウ ○水原駅からバスで約2時間 1日2回,水の干満の差で道が現れる海割れが見られる名所です。引潮の時は海を歩いて渡れます。島内は自然あふれる美しい景色を見ながら2時間程で1周できます。歩いた後はカルクッスや貝焼きを食べるのが定番です。毎日干満時間が違うので,必ず時刻を確認してください。旅行情報サイトに調べ方が載っています。 ■南漢山城 남한상성 ナムハンサンソン ○水原駅から地下鉄とバスで約1時間40分 首都ソウルを守る南の要塞です。 海抜500メートルの自然の地形を利用した山城でその歴史が評価され,2014年にユネスコ世界遺産に登録されています。水原から行く場合は地下鉄水仁線を乗って最寄駅まで行ってから,市内バスに乗り換えます。城郭を1周歩く場合はトレッキング装備があると便利です。登山者も多く訪れていました。 ■韓国民族村 한국민속촌 ハングクミンソクチョン ○水原駅からバスで約50分 朝鮮半島に古くから息づく生活様式や伝統文化を見学・体験できるテーマパークです。韓国各地の伝統家屋が並んで展示されるほか,伝統舞踊公演もあります。世界の文化コーナーには,日本コーナーもあります。楽しくて,わかりやすいです 。 ■ 隆陵・健陵,龍珠寺 융릉 건릉, 용수사 ユンルン,ゴンルン,ヨンジュサ ○水原駅からバスで約50分 以前も紹介していますが,水原駅総合バスターミナルからバスで行くことができます。 5 その他 今まで紹介できなかった研修を紹介します。 ○大邱広域市セミナー 大邱市は人口約250万人の韓国実質第3の都市で,チメクフェスティバルの訪問や市内の視察を行いました。また,訪問の様子を韓国メディアに取り上げていただきました。またどこかで機会があれば,ご報告させていただきます。 |
あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.18 H30.3.12 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
あさっぴーとスウォンへカジャ! ≪vol.18 正祖大王行幸の道と商業地域の変遷≫ ご覧いただきまして,ありがとうございます。 正祖大王行幸とは,正祖大王が母の還暦祝いと父のお墓参りのために隆陵まで参拝したことを言います。水原華城文化祭でも歩きましたが,祭で歩くルートと当時のルートは違ったそうです。 行幸の道は水原で最も早く発展した地区であり,その変遷から水原の発展の足跡を辿ることができます。今回はその行幸の道を見学した際の話をご紹介します。 ○長安門 장안문 水原華城の北側にある門です。 写真で,左奥の細い道路が大王が通った旧道で,右奥の大きい道路は祭で通る新しい道路です。
○ 富者通り 부자거리 ~ 鍾路市場 부자거리~ 水原チメク通り~ 池洞市場 旧道を進むと부자거리(富者通り)です。しばらくは細々と営む店舗や店舗跡が並びます。さらに進むと写真にある鍾路市場,ここが水原で最も古い商業地区のひとつです。今でも朝市が営まれているそうですが,昼はひっそりとしています。 鍾路地区からの大通りを渡ると水原チメク通りという酒場街,その先は池洞市場をはじめとした一大市場エリアです。市場機能は時代とともに南側に移っていきました。 ○ 池洞市場 지동시장 韓国には決まった日に立つ市もありますが,池洞市場は毎日営業する常設市です。 食品,日用品,衣類も全て揃い,テレビでも取り上げられる有名な饅頭屋もあります。 池洞市場で有名なのはスンデです。スンデ専門店の多く集まるエリアもあります。 池洞市場の前には創業サポートのためのフードトラックゾーンもできました。 市場の一画にある「28青春青年モール」も新規創業者に低額で貸す支援をしています。 ○水原華城博物館 正祖大王が水原華城を作った際の思いや築城方法を知ることができます。今年は水原華城が世界遺産に登録されて20年目だったので,特別展示もありました。 ○その他 ここは水原チメク通りにある店のひとつです。チメクはチキンとビール(メクチュ)一緒に食べる韓国の定番セットです。この店の社長は水原チメク文化を支えるとともに.毎日のように住民センターに来てまちづくりに参画する非常に意欲的な方でした。 |
あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.17 H30.2.23 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
あさっぴーとスウォンへカジャ! ≪vol.17 水原の環境保護推進事業の未来≫ ご覧いただきまして,ありがとうございます。 12月には行宮洞( 행궁동 ヘングンドン)住民センターに派遣されました。行宮洞住民センターは水原華城城郭の内部の地域を管轄する域内人口は,12,000人の住民センターです。今回はその中で,この地域が中心となって行われた環境保護推進活動である生態交通事業とその未来についてご紹介します。 □行宮洞地域の特色 ○商工業地域 古くから市場や商業者の多い地域です。毎日のように街の皆様が事務所に来て,普段から距離が近いです。 ○歴史・文化地域 多数の文化施設があり,多くの観光客が集まる水原の顔と考えられています。市民,美化委員,市の皆様の毎日の努力で,水原で最もゴミのない綺麗な地域のひとつとなっています。 □生態交通事業と今後の街づくり 2013年に生態交通事業は環境保護推進の取組みを国に指定されて行う当時の水原市の一大事業で行宮洞はその中心的な地域でした。 ----- (1)事業概要 名所があり,市内交通の要衝でもある地域で,一部区間の歩道の拡張及び車線の減少を含む付近一帯の再区画整備,事業期間中の地域への車両通行制限と自転車の普及,市民による街づくり,第1回生態交通会議の開等が行われました。 ----- (2)反対運動とまちづくり意識の変化 当初付近の商工業者や住民からは車両通行制限等への反対運動が起こりました。市は住民側との粘り強い交渉を重ねて,合意を形成していきました。その後,住民達は自分の家の壁に芸術的なペイントを行う等で事業に参画していきました。事業を通じてまちづくりに参画する意識が醸成され,街を誇りに思う人が増えていったそうです。 ----- (3)事業終了後 車両通行は自由となりましたが,路上駐車が多い韓国で遮蔽物の設置が引続き行われて,路上駐車は驚く程少ないです。環境に優しい・芸術的という新たな地域イメージによって,おしゃれなカフェや芸術家達が集まるという効果も出ています。 ----- (4)未来の行宮洞 将来的には水原駅から長安門までの地域を車両通行を全面禁止して路面電車で移動する構想があるそうです。生態交通事業国際会議に参加した地域や車の所有を制限する施策を行う地域と水原は国際交流を続けて,積極的に情報交換を行っています。 ----- ○生態交通広報館 当時の生態交通事業の資料を展示する広報館です ----- |
あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.16 H30.2.16 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
あさっぴーとスウォンへカジャ! ≪vol.16 K2Hプログラム修了研修とその他≫ ご覧いただきまして,ありがとうございます。前号でご紹介した済州島での研修の続きとその他参加したイベントの報告です。
○ K2Hプログラム修了セレモニー このプログラムは,世界各国から韓国に派遣されている公務員を一同に集めて研修プログラムを半年間,不定期で行っていただいたものです。済州島での研修は,修了研修ということで,研修成果発表や修了式の授与がありました。 このプログラムを通じて,日本内外の多くの方々と知り合うことができました。それぞれの国や文化の違いを話し合ったり,月1~2回の休日にはお互いのまちを訪問したり,話題のスポットに行ったりしました。9月には二回に分けて水原市にもお越しいただきました。 日本から来ている他の交流公務員の皆様, 今年の4月に全く知り合いのいない韓国に来て,同じ日本人で同じ状況の方がいらっしゃったことは大変心強く,励みとなりました。また,いろいろな情報や助言もいただいて,韓国での半年間の暮らしをより良いものとなりました。 また,外国人の皆様とも長い時間一緒にいて,話した経験もなかったですし,こんなにも仲良くなれるとは思っていませんでした。本当に出会えてよかったです。ありがとうございました。 ○Korean Cultural Day 9月中旬に(財)水原市国際交流センターの文化体験プログラムで水原市にあるヨンジャ薬草樹木園を訪問し,中国からもたらされ,韓国で独自に発展した薬草について,説明とクッキー作り,染物,香料作り体験に参加しました。 ○2017韓国外国人留学生文化大祝典 9月下旬に開催された外国人留学生が韓国文化等を理解するために開かれたイベントです。当日は韓国伝統遊び体験だけでなく,模擬面接や履歴書添削等の就職支援も行われていました。
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あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.15 H30.2.2 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
あさっぴーとスウォンへカジャ! ≪vol.15水原と平昌オリンピック≫
ご覧いただきまして,ありがとうございます。
平昌オリンピックまであと少しです。 今回は平昌オリンピックについて,ご報告します。
○ 平昌オリンピック 概要 日時 平成30年2月9日から2月25日 場所 平昌郡周辺(江陵市と旌善郡) HP https://www.pyeongchang2018.com/jp/index (平成29年1月23日現在) ○ 平昌パラリンピック 概要 日時 平成30年3月9日から3月18日
■水原と平昌オリンピック 平昌郡周辺は水原の隣の県なので直接関わりはないのですが,今は水原市に住んでいるということで,水原から見るオリンピックを紹介します。
(1)水原からオリンピックへの行き方 ※状況が変わることがありますので,利用される場合は必ずご自身で確認してください。 報道によると,KTXは12月22日に開通後 1月14日までで34万人が乗車したとのことで大変好調です。http://japanese.donga.com/Home/3/all/27/1193555/1(東亜日報 平成30年1月23日現在) ・車 2時間30分~3時間 ・市外バス(水原バスターミナル発) 1,500円程度(片道) 2時間40分 運行時間 7時30分~18時30分 ソウルのバスターミナル経由もありますが,移動分の時間がかかります。 ・KTX 3,000円程度(片道) 水原市からはソウル駅経由です。水原-ソウル(30分)―江陵(2時間) ソウル発江陵行は8時から江陵発ソウル行は22時頃までありました。 (2)支援 オリンピック準備のため,水原市をはじめとする自治体から職員を派遣しています。水原市からの派遣職員の皆様は平昌郡で最大4ヶ月住み込みで業務にあたっています。
(3)聖火リレー 水原に聖火リレーもやってきました。夜にはオリンピックイベントも開催されました。
この写真を撮った場所の向かい側には,実は水原市オリンピック公園があります。
○水原オリンピック公園 1988年のソウルオリンピックを記念して作られた公園です。約3万㎡の敷地に遊歩道,バドミントンコート等の運動施設や彫刻作品等があります。水原市役所の向かいにあり景観が良いので,夏場の昼休み時間は職場の皆様も散歩しています。 (4)市内広報 水原市にも大会マスコットのスホランとバンダビが街のあちこちで見られるようになりました。そのような広告活動も日に日に増えてきています。 水原市役所にも特設パネルが設置されています。 スホランとバンダビって何という方はこちらのページでご確認ください。 公財)日本オリンピック委員会平昌五輪のマスコット決定 韓国象徴する白虎とクマ https://www.joc.or.jp/news/detail.html?id=7520 平成30年1月23日現在
■ 江陵地域 以前江陵地域を訪問しているので紹介をします。オリンピックを機会に観光スポットに行くのも良いですし,ビーチもあるので夏に行くのも良いところです。KTXができて,水原からもまずます行きやすい場所になりました。 ○KTX江陵駅・オリンピック施設 私が行った時はまだ建設中で中は見られませんでした(現在は完成)。 ○オリンピック広報館 オリンピックのエンブレムの形を模した外観の広報館では4Dやバーチャルリアリティの最新技術を活用した模擬体験等を楽しむことができます。 ○鳥竹軒 (오죽헌 オジュッコン) 五千ウォン札の栗谷李珥(ユルゴッ・イイ)と、その母で五万ウォン札の申師任堂(シンサイムダン)の生家です。建物の周りに黒い竹が茂っていたことから名づけられました。 ○船橋荘(선교장 ソンギョジャン) 朝鮮時代の貴族階級の住宅です。当時の生活様式を知る貴重な資料であるとともにその美しさからドラマのロケ地にもなっています。宿泊体験である韓屋ステイもできます。 ○鏡浦台(경포대 キョンポデ) 日本で有名な焼酎「鏡月」。その名前の由来になった詩の舞台です。 ○草堂スンドゥブ村(초당순두부마을チョダンスンドゥブマウル) スンドゥブは江陵地域の郷土料理で,江陵湾の海水を使って豆腐を作ったのが始まりだそうです。 ■ その他(オリンピック公式ショップ) ソウル駅とソウルの百貨店の中に公式ショップが設置されています。私が行った日に1番人だかりができていたのは,オリンピックダウンコートでした。ダウンコート自体は,今の韓国の流行で,若者を中心に多くの人が着ています。そんな中,オリンピック記念コンサートである芸能人がオリンピックダウンコートを着たことから大人気になったそうです。 今年の平昌オリンピック,2020年の東京オリンピック,2020年は北京オリンピックとこれから3大会連続のアジア開催,韓国から日本,中国へとオリンピックのバトンは引き継がれていきます。
東京オリンピックHP
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あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.14 H30.1.25 NEW ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
あさっぴーとスウォンへカジャ! ≪vol.14≫韓国の正月と正祖大王が鐘に託した願い(水原市) ご覧いただきまして,ありがとうございます。
あけましておめでとうございます。 (새해 복 많이 받으세요. セヘ ボッ マニ パドゥセヨ)
私の韓国での暮らしも残り2か月余りとなりました。 水原の冬はとても寒いです。1月中旬には,最低気温がマイナス10度を下回ります。雪は積もっていませんが,風が少しある分,寒く感じます。職場で昼ごはんを食べに行く時も,あたたかい汁物が増えています。(写真は職場の近くのスンドゥブチゲです。 ) 今年は人生で初めて海外で正月を迎えました。
1月1日は新年ですが,韓国の正月は旧暦です。今年は2月16日です。一般的な韓国の皆様は12月29日(金)まで仕事をして,1月1日(月)まで3連休で1月2日(火)から仕事になります。
新年の挨拶はどちらでも言うので,極端に言うと1年に2回「あけましておめでとう」言う機会があることになります。
その年末年始に今回は正月らしさを求めて,水原市内を歩いてきた内容をお伝えします。
○忘年会と正月料理 年末は職場の皆様に忘年会にお誘いいただいたり,水原在住の日本人の方に日本の正月料理をごちそうになりました。大変充実した年末年始となりました。ありがとうございました。 ○西将台(서장대 ソジャンデ) 西将台は字のとおり,水原華城の西側,八達山の頂上に位置しています。普段から朝夕日を見られるスポットとして有名で 水原市内有数の初日の出スポットです。八達門からまっすぐ伸びる階段を上ること30分,行くまではなかなか大変なのですが,登る価値はあります。会場は多くの人で賑わっていました。なお山の中腹まで車で行けば,15分くらいで行けます。 ○除夜の鐘(與民閣 여민각 ヨミンカク ) 水原華城行宮の向かいにある鐘です。年明けの前後の時間に鐘の音が市内に響き渡りました。また,行宮広場でもカウントダウンイベントが行われました。 與民閣も水原華城を作った正祖大王が作ったとされています。
鐘の側面には「人人和樂,戶戶富實,水原爲本,世邦昌華」と書かれています。これは「人々がともに豊かに暮らして,水原から世界の繁栄祈願する」意味だそうです。民とともに(與民),皆が豊かになる願いを鐘に託しました。
今の水原市は韓国有数のサムスンをはじめとした多くの産業があり,多くの市民は豊かになりました。また13の姉妹都市,3つの友好都市とともに水原市から世界に向けて多くのものをもたらしています。
與民閣の除夜の鐘の音とともに,正祖大王が300年前に抱いた夢は今の水原に確かに受け継がれていることを実感します。 |
あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.13 H29.12.28 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
あさっぴーとスウォンへカジャ! ≪vol.13≫済州島(제주도・チェジュ島)編 ご覧いただきまして,ありがとうございます。水原 華城文化祭が終わった次の週からは済州島での研修に行ってきました。 研修では,研修成果発表や修了式のほか地域視察,空き時間も活用して様々なものを見てきました。今回も地域の紹介を中心にご報告したいと思います。 ■ 済州島(제주도・チェジュ島) 韓国最南端に位置する火山島で, 「済州の火山島と溶岩洞窟群」が2007年に世界文化遺産に登録されました。「韓国のハワイ」,日本の沖縄と言われ,韓国隋一のリゾート地です。 ○o`sulloc ミュージアム 韓国の緑茶製造会社が運営する展示館で東洋・西洋のお茶文化の紹介の展示のほか,ミュージアム前には茶畑があり,韓国ドラマのロケ地となったことも知られているそうです。 ○ザ・馬パーク 韓国人気ドラマをテーマにした騎馬公演や乗馬,カート公演を体験できる馬専門のテーマパークです。 ○城山日出峰(성산일출봉・ソンサンイルチュルボン) 海底噴火により生じた巨大岩石で2007年にユネスコ世界遺産に登録された「済州火山島と溶岩洞窟」の象徴的な場所だそうです。 ○섭지코지・ソプチコジ 多数のドラマの撮影場所となっている済州島で有名なロケ地です。変わった形をした岩石が作る絶景とともに有数の強風地帯としても有名です。 ○樹木園テーマパーク≪雨天のため、行程変更≫ 巨大冷凍庫の中に作られたアイスミュージアムやトリックアート, 5D映像館等を一度に体験できる施設です。 ○トケビ道路 見た目は上り坂なのに,実際は下り坂という錯覚をおこす道路です。1981年に発見され,マスメディアを通じて有名になった観光名所です。「도깨비・トケビ」はお化けの意味です ○済州三陽洞先史遺跡地(제주삼양동선사유적지) 先史時代の家の支柱や土器,装飾品が発見された遺跡です。 ○龍頭岩(용두암・ヨンドゥアム) 溶岩の噴火によって形成された龍の頭に形に似た岩です。 ○ 済州牧官衙(제주목관아) 元は済州島の行政事務が行われていた官庁跡です。景観の美しさもありますが,昔の様子をわかりやすく解説されている展示のほか,市内中心部に位置するので,ショッピングと合わせて楽しむこともできます。 ○済州島三大滝 済州島三大滝と呼ばれている有名な滝は3つとも個性的で大変美しかったです。 正房瀑布(정방폭포・チョンバンポッポ)は海に直接落ちる滝です。写真左側は海です。 地淵瀑布(천지연폭포・チョンジヨンポッポ)は周りの新緑を映す緑色の滝です。 天帝淵瀑布(천제연폭포・チョンジェヨンポッポ)は三段に落ちる滝です。光の反射で独特な水面の色になっています。写真撮影時,第二の滝にはうっすらと虹がかかっていました。 ○万丈窟(만장굴・マンジャングル) ユネスコ世界遺産の「済州火山島と溶岩洞窟」での一部であり,溶岩流の流れにより形成された洞窟で済州島最大規模のものだそうです。 ○大浦柱状節理帯(海側) 溶岩が海に流れ込み冷却され柱状になった溶岩石です。モーターボートに乗り海側から見学しました。 ○二次交通,タクシー観光 交通機関はレンタカーが一番良いですが,ない場合はバスかタクシーで移動です。自然関係の観光スポットはバスの本数が少なくスポット間の移動もなかなか大変です。さらには,済州島の有名スポットは大きく分けて北側と南側のふたつに分かれ,移動距離も長いです。値段の安さならバスですが,時間もあまりなかったので私は行けるところまでバスで行き,そこからタクシーに乗換えました。 タクシー観光は済州島では一般的な方法で,市内を走るタクシーの多くが観光案内をすることができます。タクシー観光をする際はまず行きたい場所を伝えて値段交渉です。日本語を話せるタクシー運転手もいるらしいですし,予めインターネットで予約もできるようです。 私の場合はタクシー観光案内歴35年のベテラン運転手の方で,韓国語で交渉をしたので大変でしたが,交渉がまとまれば施設に必要な予約や案内,空き時間の行程も考えてくれ,最後は飛行機の時間までにちゃんと送迎してくださいました。限られた時間で普段なかなかできない体験をすることができました。「日本人は好きだ。」,そんな風に言ってくださったことが一番嬉しかったです。 |
あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.12 H29.12.18 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
あさっぴーとスウォンへカジャ! ≪vol.12≫蔚山(울산・ウルサン)広域市編 ご覧いただきまして,ありがとうございます。 8月末に慶州を訪れた次の週からは蔚山広域市で「日中韓地方政府交流会議」がありました。会議のほかにも地域視察,さらには同行の水原市職員の皆様に地域の有名な場所に連れて行っていただき,大変充実したものとなりました。ここでは地域の紹介を中心にご報告したいと思います。
■ 蔚山広域市 蔚山広域市は韓国南東部にある都市で,慶州と釜山の間あたりに位置します。人口は116万人,世界的自動車メーカー現代自動車のある現代グループの企業城下町として発展してきました。水原市と同じく若者の多い工業都市だそうです ○大王岩公園 蔚山12景にも指定され,新羅の王妃とのエピソードがあり,関係が深い公園だそうです。 ○現代重工業 会社構内は企業秘密とのことで,現代重工業の歴史を学ぶことができる展示館等の一部のみ撮影可でした。広大な敷地には巨大な造船設備が多数あり,産業都市蔚山を支える中心的企業の力を窺い知りました。 ○艮絶岬 蔚山12景のひとつで,韓国南東部に位置し,朝鮮半島で1番早く日が昇る場所と言われているそうです。 ○紫水晶洞窟 紫水晶の廃坑道を生かして観光用に再開発した洞窟で,内部では採掘された紫水晶の展示や採掘方法の説明等がありました。 蔚州大谷里 盤亀台岩刻画 1971年に発見された崖面に描かれた動物等の模様です。水位が下がると姿を現し,1年のうちでも見られる時期はこの時期だけということです。 ■ 日中韓地方政府交流会議 日本・中国・韓国の地方政府間の国際交流・協力の場として,各自治体首長級から韓国各地方に派遣されている担当者級までが一同に集まり,先進事例の共有や交流のために開催されました。講演ほか, 日中韓の首長,学者等の講演やパネルディスカッションが行われました。基調講演で文正仁大統領統一外交安保特別補佐官が「日中韓は経済的に世界に影響力のある地位にあり,近い文化背景を持つ一方で大国間の摩擦や政治情勢等の懸念もある。地方政府間や市民間の交流は国家間の関係を深める重要な役割を担っている」と話されました。 講演や討論を聞いて,水原市と旭川市が20数年もの長きに渡り,友好関係が続けていることを改めて大変素晴らしいことと感じました。 そして,そのような素晴らしい地方自治体の間の最前線で活動させていただいていることに感謝するとともに,今後とも水原市の皆様と交流を深めつつ,良いものを吸収できるよう努めて参りたいと思いました。
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あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.11 H29.11.30 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
あさっぴーとスウォンへカジャ!! ≪vol.11 水原夜行(수원야행)と慶州(경주・キョンジュ)≫ ご覧いただきまして,ありがとうございます。 水原華城文化祭近辺にも様々な研修やイベントがありましたので,ここから数回,少し月日が前後しますが,ご報告します。
1 水原夜行(수원야행) 8月11日(金)~13日(日)まで水原華城の各所をライトアップする「水原夜行」を見にいってきました。水原夜行は2016年に始まった夜間型文化体験プログラムで今年は20万人を超える観光客が訪れ,来年は国からの支援を受けてさらに発展させる予定とのことです。 2 慶州(경주・キョンジュ) 8月末には(財)水原市国際交流センターの文化体験プログラムで慶州まで行ってきました。 ■ 慶州地方 韓国の南東に位置し,朝鮮半島を初めて統一した新羅王朝の古都です。ここは,日本で言う京都のような地域です。 歴史的施設が多く,ユネスコ世界文化遺産に登録される史跡もあります。韓国では学生時代に社会科見学で訪れる場所としてもよく知られています。
○青南台 もともと大統領の保養のための施設として,1983年から20年以上使用されたものを一般開放し,見学できるようにしたものです。 ○国立慶州博物館 ユネスコから世界文化遺産として指定されている慶州歴史遺跡内にある博物館は,当時の貴重な資料が所蔵されていて,新羅の歴史を学ぶことができます。石器や青銅器等,日本のものと共通するものも多く,日本文化との近さを改めて実感しました。 ○慶州瞻星台 新羅時代に作られた天文台と言われています。石の数や窓の位置に天文に関する象徴的な意味が込められているほか,日の光を利用して春夏秋冬の区分を計る役割を果たしていたそうです。社会見学の代表的スポットであり,夜はライトアップされ,多くの人が集まっていました。 ○東宮と月池(雁鴨池) 新羅の王により造成された人工池で,宴会を催す迎賓館であったそうです。こちらも夜はライトアップされ,多くの人が訪れていました。 ○石窟庵と仏国寺 ふたつ合わせてユネスコ世界文化遺産に認定されています。仏国寺は8世紀頃に仏の世界を現世に再現するため建立されたと言われています。現在の姿は当時から増築・改修を繰り返してなったもので,過去に文禄・慶長の役で一部焼失したということもあり,日本とも関係の深い寺院です。 内部は撮影禁止でしたが,大変美しい姿でした。 伝統家屋「韓屋」をイメージした宿泊施設で「韓屋ステイ」のような体験ができたことやもちろん韓定食も大変おいしかったです。水原在住の外国人の皆様とお話できたことも大変良かったです。センターの皆様,学生ボランティアの皆様,ありがとうございました。 |
あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.10 H29.11.14 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
あさっぴーとスウォンにカジャ!! ≪vol.10 2017 第54階水原華城文化祭(報告)≫ ご覧いただきまして,ありがとうございます。 前回ご紹介しました 第54回水原華城文化祭が終わりました。
1 概要 第54回水原華城文化祭 日時 2017年9月22日(金)~24日(日) 場所 水原華城行宮広場ほか ホームページ 水原華城文化祭(ホームページ左上のメニューから日本語を選択できます。) スケジュール
2 開催結果 テーマであった市民とともに行うことについて,市民提案により企画されたプログラムが最終的に15個実施されたこと,市民に呼びかけた募金は目標の3億 ₩(約3,000万円)を超え5億₩(約5,000万円)余りとなったとのことです。 参考 경기신문(ウェブ版) 平成29年11月6日 現在 http://www.kgnews.co.kr/news/articleView.html?idxno=494636
3 当日の様子 ○ 正祖大王陵行幸 水原華城文化祭と同時開催で今年の見どころのひとつ「正祖大王陵行幸」。ソウル市・水原市・華城市の協同実施で,正祖大王の行幸を現代に再現しました。 私も水原市内区間を市民の部で,水原市の皆様と一緒に歩き,祭りに参加させていただきました。 ○華城行宮会場 華城行宮周辺のメインステージがある会場でした。版画や韓国伝統遊びが体験できるブースほか,過去の水原華城文化祭の写真展を行っていました。 華城行宮の内部も様々な場所で公演や体験コンテンツがあり,テーマパークのようでした。また,華城行宮最奥の特設ステージでは二日目の夜には「世界衣装フェスティバル」と題して,各国駐韓大使が伝統服の披露するプログラムが行われました。 ○メインステージ 市民参加プログラムのひとつであるミュージカル「一緒に歌おう,行宮で」や海外伝統舞踊等の公演等が行われました。 ○第24回2017水原市食文化祭(行宮駐車場) 日韓中をはじめ,世界様々な国の料理が提供されていました。日本食コーナーは,刺身やうどん,天ぷら等が販売される中,私が訪れた時間(午後3時頃)はたこ焼きが1番人気でした。 ○華虹門周辺 フリーマーケットのような雰囲気の出店でありました。 ○練武台会場 韓国料理中心の飲食エリアと旗作り体験,華城築城に使われた器具の体験等が実施されていました。また,ここはエンディングイベント「夜操」公演も行われました。 ○エンディングイベント「夜操」公演 朝鮮の王(正祖大王)が指揮した夜間軍事訓練を意味する「夜操」は音と光,そして練習を重ねてきた多くの演者によって行われるエンディングイベントです。 広大な練武台を会場として,水原の歴史を基に構成されたミュージカルは大変素晴らしかったです。 ○その他 ちょうちんのあかりですが,夜の雰囲気作りの意味合いとともに,八達門~メイン(華城行宮)~練武台と水原華城周辺のイベント会場をつなぐ導線の役割を果たしていました。また,レーザーショーやライトアップも行われました。 |
あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.9 H29.9.20 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
あさっぴーとスウォンへカジャ!! ≪vol.9 2017 第54回水原華城文化祭(今年の見どころポイント)≫ ご覧いただきまして,ありがとうございます。 水原華城文化祭が近づいて来ました!今年(2017年),54回目を迎える水原市の一大イベント,水原華城文化祭。今回は直前号ということで,今年の祭の見所を紹介します。(会場写真は過去の文化祭の様子で今年の配置・演出は異なる場合があります。) ○概要 第54回水原華城文化祭 日時 2017年9月22日(金)~24日(日) 場所 水原華城行宮広場ほか ホームページ 水原華城文化祭(ホームページ左上のメニューから日本語を選択できます。) 最新情報はこちらをご確認ください。 スケジュール
○水原華城文化祭とは 朝鮮第22代正祖大王の孝行心と富国強兵実現のために築城された世界文化遺産水原華城で行われる水原市の一大イベントです。水原華城周辺の様々な名所でイベントが同時進行で開催され,水原市全体がお祭りムードに包まれます。
朝鮮の王(正祖大王)が指揮した夜間軍事訓練を意味する「夜操(야조)」は世界遺産水原華城を舞台にした最新鋭の演出と祭まで練習を重ねてきた多くの演者による演舞が融合した大迫力のミュージカルです。 期間中は水原華城や周辺もライトアップされ,夜も楽しめます。 ○今年のポイント 1. 水原華城文化祭 今年は例年以上に市民とともにまつりを作り上げることに特に力を入れているそうです。プログラム内の青い表示「시민 市民」のマークが市民と共に行うイベントです。 2 2017正祖大王陵行幸 2017正祖大王陵行幸ホームページ (ページ右上メニューから日本語選択できます。) http://www.kingjeongjo-parade.kr/2017/?lang=jp 水原華城文化祭の開催に合わせて開催されるイベントです。朝鮮第22代正祖大王が母の還暦祝いと父のお墓参りのために昌徳宮(現 ソウル市)から隆陵(現、華城市)に行幸した際の様子を現代に再現するイベントです。2016年にソウル市と水原市が初めて共同実施しました。今年は新たに隆陵のある水原市の隣町,華城市を迎え,当時の行幸をより忠実に再現します。総距離59.2m 総勢3,380名が参加する大迫力のイベントです。 3 第24回2017水原市食文化祭 華城行宮会場で開催されるイベントです。水原市や韓国の伝統料理をはじめ,国内外から様々な料理が集結します。伝統を残しながらも毎年異なる味を楽しむことができます。
過去の派遣職員の皆様も当日の様子を報告していますので,過去の文化祭の様子はバックナンバーをご覧ください。
期間中に韓国に旅行されている方がいれば,水原市で水原華城文化祭を見るのはいかがですか~? |
あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.8 H29.8.28 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
あさっぴーとスウォンへカジャ!! ≪vol.8 「韓国と北朝鮮」(DMZツアー)編≫ ご覧いただきまして,ありがとうございます。 7月の終わりには梅雨(장마 チャンマ)も空けて,真夏の真っ青な空と太陽が眩しい,夏らしい気候も見られるようになってきました。 韓国には「복날 (ポンナル・伏日)」という日があります。これは日本で言う「土用の丑の日」のようなもので,は暑さに負けないように滋養のある食べ物を食べます。日本では主に鰻を食べますが,韓国では主に「삼계탕 (サムゲタン・ 参鶏湯)」を食べることが習慣となっています。先日は,ポンナムの慰労のため,ヨム・テヨン水原市長自らが手渡しでサムゲタンを職員に振舞いました。 さて,韓国で生活を始めて3か月余りが経ちました。韓国で暮らし始めて韓国での暮らしを心配するお声をいただくこともあります。様々な情報もありますが,韓国国内や周りの反応はいたって平穏です。防犯面でもCCTVというカメラが街中のいたるところに設置されていて,私たちの安全を守っていただいています。そして,何より韓国の方々は外国人に大変優しいです。 韓国の観光関係者は日本語を話せる人も多いですし,日本から海外旅行に行く上で,韓国が最も身近で安心して行ける国のひとつであることは,これまでもこれからも変わらないのではないかと思っています。 韓国に限りませんが世界情勢は流動的ですので,海外への渡航予定の際は外務省のホームページ等の情報を確認の上,安全で快適なご旅行をお楽しみください。 外務省 海外安全ホームページ(平成29年7月現在) http://www.anzen.mofa.go.jp/
今回は,韓国の現状を学ぶために韓国と北朝鮮の国境を見学するツアーに参加しましたので,その様子を簡単にご紹介します。
DMZツアー DMZとは北朝鮮と韓国の国境に広がる「非武装地帯(Demilitarized zone)」です。私の場合は日本の旅行会社のホームページからツアーを申込みました。各種検索エンジンから検索すると簡単に見つけることができると思います。ソウル発着のバスツアーで今回のコース以外にも様々な時間・プランのコースがあります。今回はその中から第3トンネルと板門店見学の1日ツアーに参加しました。 DMZツアーはそのほとんどが写真撮影制限等があるエリア内を移動しルールを守って見学する場所です。日本から訪れる際はこうしたツアーで行くのが安心・確実な方法かと思います。 日本語の通訳ガイドさんがバスに同乗していますので,心配なことがあれば,相談することもできました。 参加した当日は土曜日で日本人参加者10人程度に対して,ヨーロッパ系の外国人が30人以上でした。 ○第3トンネル ソウルから車で1時間程度の場所にある北朝鮮と韓国国境沿いにあるトンネルです。3番目に見つかったので,第3トンネルと呼ばれています。このトンネルは北朝鮮が韓国侵攻のために掘ったとされています。これまでにこのようなトンネルは韓国国内で4箇所発見されています。 第3トンネルはこの入口から乗り物に乗って地表から約70mのところにあるトンネル内部に行きます。トンネル内部の幅は人が2列で通れるくらい,高さは日本人成人男性が少し頭を下げて通れるくらいです。トンネルが緻密な設計と採掘作業で行われたことをそのトンネル内壁から伺い知ることができます。 ○都羅展望台 ここからは制限区域内にある集落や天気が良ければ遠くに北朝鮮の開業(ケソン)工業地区等を見ることができます。開業工業地区は「太陽政策」の一環の南北の経済協力事業の象徴的な地区でしたが,近年は南北の交渉カードのひとつとしても話題に上ります。 ○都羅山駅 韓国側京義線最北端の駅で北朝鮮側に延伸されています。ここは北朝鮮宥和政策「太陽政策」,そして朝鮮半島統一の象徴的な場所として有名です。アーチ型の天井は北朝鮮と韓国が握手している様子をイメージして作られたそうです。次のホームの写真の奥側が北朝鮮です。 ○臨津閣(自由の橋) 朝鮮戦争の捕虜が返還された時に渡った橋で兵士達が自由の身になったことから名づけられました。 ○板門店 北朝鮮と韓国の協議場所としても知られる場所です。青色の建物が韓国側施設,この青色の建物の横にある灰色の建物が北朝鮮側の施設となっています。 奥の施設は北朝鮮です。写真中央部が国境です。南北の国境は10cm程の縁石が置かれて北側に砂,南側に砂利が敷き詰められています。 ※「平成26年度 あさカジャvol.24」でも違う視点から興味深い体験記が書かれていますので,ご関心のある方はこちらもご参照ください。
韓国と北朝鮮の関係は知っているようで知らないことがたくさんありました。今回ご紹介できなかった部分もまだまだあります。日本語通訳ガイドさんからいろいろな話を聞けますし,言葉で言い尽くせない緊迫感や強く心に訴えかけてくる光景は,普通の観光とは少し色合いが違いますが,他では決してできない経験でした。 ソウルで何をしようかと迷ったときには参加してみるのも良いかもしれません。 (ご旅行の際は状況が変わっている場合がありますので,必ずご自身で確認の上,ご参加ください。)
最後に直近の研修から簡単にご報告いたします。 ○クレアソウルセミナー クレア(CLAIR 一般財団法人自治体国際化協会)主催のセミナーに参加してきました。日本メディア記者による大統領選挙の考え方や韓国での生活方法,在韓日本大使館から危機管理について等,韓国で生活する上で必要な情報をいただくことができました。 |
あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.7 H29.8.2 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
あさっぴーとスウォンへカジャ! ≪vol.7 水原市役所探検編≫ ご覧いただきまして,ありがとうございます。 7月中旬からは梅雨のシーズンです,7月に入ってからは,短時間に集中的に降るゲリラ豪雨が多くなってきました。近年,水原では梅雨は短くなったが,そんなゲリラ豪雨が増えたなんて言う方もいます。ただ雨の日は暑さが和らぎますので,そんなに悪くもありません。韓国では雨の日にはチヂミを食べるという習慣があります。雨の降る音とチヂミを油で焼く音が似ているからとも言われます。 今回は直近の研修の中から訪問した水原市役所内の主な施設をご紹介します。 ○시민봉사과(市民奉仕課) 写真を撮影したのは,平日の午後3時頃です。日本の一般的な市民課と比べて待っている方が少ないのがわかります。その理由は,住民票等の市民サービスの多くは家の近くの住民センター,区役所でできるためだとのことでした。一般的な手続きを行う窓口のほか,各分野ごとの総合市民相談窓口がありました。当然ながら配置されている職員も驚く程少ないです。もちろん,その背景にはITが進んでいて,各種手続きがインターネットでもできる等,日本とは異なる韓国特有の状況も関係しているようではありました。 ○일자리센터(雇用センター) 上に書いている文字は「희망의 일터를 찾아드립니다(希望の職場を探します。)」。求職相談を行うセンターです。韓国でも雇用問題は大変重要な課題です。若者の多い水原市でも特に力を入れているそうです。 ○ホール 当日は有名な写真家の展示会を行ってました。定期的にこのようなイベントを行っているそうです。 ○스마트그리드 스테이션(スマートグリッドステーション) これはホール横に設置されています。市役所のエネルギーの需給が表示される装置です。水原市役所の屋上には太陽光パネルが設置されていて,現在どれくらい発電されているのか,今どれくらい使っているのかがわかるというものです。 ○ 회의장(本会議場) 水原市の議員数は30人程と旭川市と変わりません。会期は100日あり,その中で必要に応じて開催されるそうです。日本と同じく一般の方の傍聴もできます。中央に議長,前方左側に市長が座ります。正面が答弁台です。 ○ 위원회실 (委員会室) 予算の審議等を行う委員会室です。外側の席には各委員(議員)が座ります。日本と同様,答弁台から答弁もしますが,時には内側の席に市の責任者・担当者が座り,まさに膝を突き合わせて,より良い予算になるように検討することもあるそうです。 ○食堂 市役所最上階にある食堂です。ランチは毎日日替わりの韓国料理で2,500 ₩程度で食べることができるので,市の職員だけでなく市民の方々や近隣の方々も来て,毎日大盛況です。ちなみに朝食メニューもあります。韓国では昼食をみんなで食べるのが一般的なので大変賑やかです。月1回程度ピアノやギター等,様々な趣味・特技を持った方々の発表などちょっとしたイベントもあります。最上階にあり眺望も良く,デザインもおしゃれで清潔感のある食堂ですが,食事時間以外にも来賓の会食場や会議場としても有効活用しているそうです。 ○屋上 屋上には草木のあるちょっとしたスペースがあります。ここは 屋上緑化の一環で造成され, 市民や職員の方々の休憩スペースにもなっています。屋上緑化は水原市内でもよく見かけますが,韓国全体のトレンドなのだそうです。水原市ではこうした環境配慮への取組みを推進していて,先の太陽パネルやスマートグリッドステーションのほか,電気自動車やその充電スペースの設置,雨水の再利用等も積極的に導入しているそうです。 次回もお楽しみに |
あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.6 H29.7.19 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
ご覧いただきまして,ありがとうございます。 「水原市シティーツアー」編② さて,前回シティーツアーの紹介をさせていただきました。このコース以外にも毎日いろいろなツアーが実施されていますので,ご紹介します。
水原市シティツアー コースは3コースあります。詳しくはホームページをご覧ください。期間限定でナイトツアーも実施されているそうです,こちらも大変気になります。
○水原シティーツアーコース(火曜~金曜 1日2回 各回3時間) 水原シティーツアーコースにはバスに専用の日本語音声ガイドがあります。好きな時に好きなだけ聞けて便利です。 ・水原市トイレ文化展示館 ・華西門・長安門(経由) ・華城行宮 ・華虹門(訪花隨柳亭) ・練武台 ・水原華城博物館
○水原/光明1日コース(土曜日 1日1回 約7時間) ・水原市トイレ文化展示館 ・華西門・長安門(経由) ・華虹門(訪花隨柳亭) ・華城行宮 ・練武台 ・池洞市場(昼食・自由時間) ・八達門(経由) ・光明(洞窟ツアー) ○水原華城1日コース(日曜日 1日1回約7時間) ・水原市トイレ文化展示館 ・華西門・長安門(経由) ・華虹門(訪花隨柳亭) ・華城行宮 ・練武台 ・池洞市場(昼食・自由時間) ・八達門(経由) ・隆陵・健陵 ・龍珠寺 ・水の香り樹木園
○予約方法 事前予約が必要です。私はホームページから予約しました。ご旅行の際は行程・状況が変わっている場合もありますので,ご自身で確認の上,ご参加ください。 ホームページ 平成29年7月3日現在) http://www.suwoncitytour.co.kr/
○発着場所(水原総合観光案内所 水原駅前です。) 最後に,直近の研修から簡単に紹介します。
○日中韓三国公務員協力ワークショップ 韓国外交部(外務省)主催の日本・中国・韓国の3国の公務員向け交流セミナーに参加しました。当日は日本,中国,韓国の新たな職員の方にお会いできたほか,地域の取組では,旭川市の国際交流の現状の報告とPRする機会をいただきました。 神勒寺 セミナー中に視察しました。韓国では珍しい川沿いにある寺で,宝物の展示のほか時代劇の撮影場所としても有名です。当日は,境内の視察,僧侶の茶談を聞くほか,スカイランタンを飛ばし,三国の友好と発展を願いました。このランタンは山を越え,遥か遠くまで飛んでいきました。 次回もお楽しみに |
あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.5 H29.7.7 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
ご覧いただきまして,ありがとうございます。 「水原市シティーツアー」編① 6月中旬から日中の最高気温は30度を超える日が続くようになりました。既に旭川の夏くらいの暑さです,ただ,空はどこまでも青いので外に出るには大変良い時期です。旅行のほか綺麗な写真もたくさん撮れます。そこで今回は水原市シティツアーに参加してきました。
水原市シティツアー「水原/華城1日コース(日曜日)」 ホームページ(平成29年7月3日現在) http://www.suwoncitytour.co.kr/ 当日は約15人程が参加しました。 ガイドさんが案内してくれました。当日は韓国語でしたが,日本の参加者が多い日は,日本語でも案内してくれることもあるとのことです。ただ,ガイドさんに日本語が通じるだけでもかなり心強いのではないでしょうか。 水原市シティツアーに参加すれば水原の主要観光スポットをひと通り見ることができます。単純に施設入場料だけ足し合わせてもお得ですが,短時間でこれだけ多くの施設を回ることができるのは大変魅力的です。それでは当日行ったスポットを紹介します。(以前ご紹介している場所の説明は省略します。また,その他のコースや申込方法は次号で紹介します。)
○華虹門・訪花隨柳亭 華虹門は,水原川北部にある石造りの門です。その時々で水量が変化し様々な表情を見せ,水門の下に降り注ぐ水しぶきは「華虹觀漲」と言い,水原八景のひとつとされています。また, 訪花隨柳亭は城の周辺を見張り ,兵士を指揮する場所だったそうです。見る方向によって形が違うデザインは大変美しいです。 ○華城行宮 朝鮮時代最大規模の行宮で,当時政治的・軍事的に大きな力を持っていたそうです。 ○武芸24技(華城行宮)・国弓体験(練武台) この日も大盛況でした。 ○池洞市場 昼食は池洞市場で自由時間。水原市の中心部に位置し,華城を想起させる門が特徴的な食品類を中心とした市場です。近くには日用品等を販売する複数の市場が集まっていて一帯が商業エリアとなっています。 ○ 隆陵・健陵 ユネスコ世界文化遺産に登録されている朝鮮時代の王族の墓です。写真の橋は古く水は穢れを落とすとされ,川で陵を区切っていました,橋を渡った先には神殿があります。少し分かりにくいですが,参詣道正面から通常見えるはずの神殿が見えません。この特徴的な造りにこの陵に眠る王族の物語があるのですが…この先はぜひツアーで聞いてください。そんな話を聞けるのもツアーの醍醐味です。 ○龍珠寺 城隆陵に眠る王族の冥福を祈るために建てられた寺です。建立した王が龍が宝物(宝珠)を口に噛んで昇天する夢を見たことから龍珠寺と名づけられたそうです。この 龍珠寺はテンプルステイもできるそうなので,機会があれば,こちらも参加したいです。 ○水の香り樹木園 昔からきれいな水が流れていたとされる地域に「水と木と人間の出会い」というコンセプトで植物園を造成したそうです。当日は天気も良く園内のいたるところでくつろいだり,写真や絵を楽しむ人々で賑わっていました。約10万坪と言われる敷地は散歩にも最適です。 最後に直近の研修から簡単に報告します。 水原市韓国文化体験イベント 当日は,参加者20名のほか,その他水原在住の大学生もボランティアに来ていました。 ○マッコリ作り体験( 裵惠正都家醸造場) 裵惠正(ペへジョン)都家は韓国で,それまで安い酒とされていたマッコリを味の向上や様々なフレーバーで高付加価値化に成功した,その代表的なメーカーだそうです。マッコリの生産過程の見学,マッコリ作りを体験しました。 ○隆陵・健陵 次回もお楽しみ |
あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.4 H29.6.19 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
あさっぴーとスウォンへカジャ!! 前回に引続き,水原市での生活から物価と特に来てからから日用品を買い揃えた時に便利だったスポットをご紹介します。水原市はこんなに暮らしやすくて便利なんです! まず韓国は 日本よりカード普及が進んでいるのでほぼ全ての店でカードが使えます(韓国の方々は本当に財布が小さい。)。そのため,そもそも紙幣を使う機会は少ないですが,硬貨と紙幣は次の種類があるそうです。( 多くは10₩単位の値段なので,それ以下の単位硬貨を見る機会はほとんどありません。) 紙幣 1,000₩(ウォン),5,000₩,10,000₩,50,000₩ 硬貨 1₩,5₩,10₩,50₩,100₩,500₩ 時期によって異なりますが,交換レートの目安は0.1円/1₩です。韓国の物価については,日本とそこまで変わらないと私は感じています。 もちろん,一部日本と値段の異なるものはあります。牛乳(1ℓパック2,000₩程度~,乳製品全般は高い)と鶏卵(30個で6,000₩程度)も日本より少し高いことが多いように感じています。さらに食品に限らず日本製の商品は国内より当然高いです。逆に韓国製のものは日本より安く買えたりします。 次に水原市に移り住んでから,すぐの頃にあって便利だった施設を紹介します。 ○ ショッピングマート 「マートでまとめて食品と日用品を購入して暮らすのが韓国人のライフスタイルなんだ」なんて言う方もいます。そんな韓国のマートでは,デポジットのエコバックや買物袋の代わりに袋を無駄にしないよう有料ゴミ袋に商品を入れて持って帰る方々もよく見かけます。日本でも行われていますが,こちらでもエコの取組は徹底されているように感じています。 ○「100円ショップ」 100円ショップは韓国でも人気で日用品を安く買い揃えることができます。1,000~5,000₩くらいの商品が置いている点が日本とは違うところです。日本同様,韓国で生活する上で近くにあると大変便利です。 ○家電量販店 店内は日本とほとんど変わりません。商品数はサムスン製が主力で,ほかに台湾や中国のメーカーと続き,日本製の商品は思いのほか少なかったです。電圧やプラグが違うので,水原に来て早々は何度か通いました。こちらも近くにあると大変便利です。 逆に日本にあって韓国に少ないものを考えてみました。 ○ 本屋 日本と比較して少ないように感じています。ちなみに周りに聞いたところ「欲しい本はインターネットで注文して届けてもらうからではないか。」とのことでした。 ○CD・DVDショップ レンタルショップも含めてあまり見かけません。これも聞いたところ,テレビや映画は専用チャンネルがあって有料で観ることができ,音楽もインターネットからダウンロードする人も多いとのことです。 水原市内でひと通りのものが揃いますので,日本とそう暮らしぶりも変わらずに生活を送ることができています。もちろん,水原市には古くからある素敵な商店街もたくさんあるので,そちらもそのうち行ってみたいと思っています。ただ,生活空間に入ると日本と同じくらいに日本語も英語も通じないことが多いです。語学の必要性を日々,感じています。 最後に,直近の研修から簡単にご報告いたします。 ○월의만남(月例集会) 水原市では定期的に市民の表彰や市民による趣味の披露,市民からインターネットで投票を募った市の政策ベスト5を発表する等を行う集会が開かれます。水原市ではこの場を市民との対話と政策アピールの重要な機会として大切にしているそうです。 ○10th Multicultural Unity Festival 第10回多文化まつり 当日は,各団体ごとにブースを構えて,伝統食品を食べることができたり,各国の伝統舞踊等が披露されていました。水原在住の日本人家族が日本ブースを出展されていました。
次回もお楽しみに
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あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.3 H29.6.5 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
ご覧いただきまして,ありがとうございます。 「水原市の生活空間」 ○歓迎会 先日,これまで旭川市に派遣されていた水原市の皆様に歓迎会を開いて頂きました。当日は古くは90年代後半から今年派遣されていた方まで10人程が集まりました。本当に長きに渡り水原市と旭川市の交流が続いていることを実感するものとなりました。皆様の旭川での思い出話を聞きながら,職員相互派遣研修事業についても水原市の皆様と旭川市の諸先輩方がこれまで築いてくださった良い関係性の上で,私もこうして生かされていることに改めて感謝するとともに,私自身も微力ながら次へとおつなぎできるようがんばっていきたいと改めて思いました。歓迎会を開いて頂きまして,ありがとうございました。
○FIFA U-20ワールドカップ韓国大会2017( 水原市ワールドカップ競技場 ) 日本代表の試合を観戦してきました。私が観に行った試合は日本が勝ちました。日本からのサポーター以外にも韓国の皆様も観に来ていて,日本代表を一緒に応援しました。 ○ 水原市ワールドカップ競技場 2002年のFIFAワールドカップの会場のひとつとして完成しました。収容人数は約44,000人の巨大なスタジアムです。FIFA U-20ワールドカップ韓国大会2017の会場にもなっていて,今,水原市でもっとも注目を集めているスポットです。 そんな今,サッカーがアツい水原市から今回は住んでいる周辺をご紹介いたします。 ○ナ・ヘソク通り これまでのレポートでも何度か登場していますが,水原市出身の女性芸術家ナ・へソクさんの名前を冠した「ナ・へソク通り」。 ナ・へソクさんは,後世の韓国の女性の権利向上に大きな影響を与えた人物のひとりとして 平塚らいてうや与謝野晶子等と比較した研究も日本でなされているそうです。自宅と職場のちょうど間にあるので毎日ここを通っています。 ○公園 水原市の公園にはこのような運動器具がたくさんあります。また,起伏のあるウォーキングコースもあり,ランチ終わりの会社員が歩いたり,夜はジョギングする方も見かけます。 ○水原市役所周辺 水原市役所は水原駅から地下鉄でふた駅程いったところにあります。地下鉄駅「水原市庁駅」から徒歩3分,市役所の目の前にバス停もあり大変訪れやすいです。市役所の周辺は飲食店,ショッピングマート,家電量販店等,と生活に必要なものが全て揃います。 ○水原駅 水原市の中心駅・水原駅です。地下鉄や特急列車の乗換駅であり,駅前には市内外からのバスが集まる大きなバスターミナル,タクシー乗り場があります。また,駅直結のショッピングモールもあります。いつも人が多いです。 ○水原市バスターミナル 水原市役所から20分程歩いたところにあるバス専用のターミナルです。水原市から長距離都市間バスを乗る時はここから乗ることになります。 次に直近の研修から簡単にご報告いたします。 ○講演会 水原市では定期的に著名人を呼び,講演会を行っています。これは職員の人材育成の意味もあるほか,一般の方も聞くことができます。今回はワールドカップもあったので,韓国で有名なサッカー解説者の講演でした。 ○ゴミ啓発キャンペーン 水原市ではワールドカップに合わせて,市民の皆様と職員が力を合わせて街をきれいにするキャンペーンを行いました。当日は, 多くの市民の方に参加いただき, 啓発のたすきをかけて一緒にゴミ拾いをしました。 本格的に語学研修も始まっています,語学は本当にまだまだですが,これからもがんばります。 最後にこれはカルビタン(갈비탕)です。とある方に連れて行っていただきました。日本で働いたこともあり,昔から日本人が水原に来たら必ず連れて行ったという思い出の店だそうです。言うまでもなく, 맛있어요(おいしい)! 次回もお楽しみに
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あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.2 H29.5.18 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
ご覧いただきまして,ありがとうございます。 まもなく「FIFA U-20ワールドカップ韓国大会2017」が開催されます, 日本代表も参加するとのことですので,サッカーが好きな方には良い時期となりました。水原市もその会場のひとつになっています。 さて,今日の報告のテーマは「水原市はソウル市からすごく近いんです!」
先日,ソウルで開催された灯篭祭に行ってきました。 数え切れない数の灯篭です 雨の際は前日に開催を判断して, 総撤収するそうです。 あんまり考えたくないですが, かなり大変そうですね 水原市からソウル特別市まで地下鉄で約1時間,特急列車で30分程度で行けますので,日本でいう川崎市くらいのイメージに近いと思われます。宿泊施設も多く,歴史的な施設もありますので,韓国に来たら1泊は水原市でというのも良いかもしれません。詳しい交通手段については,また別の機会でご紹介したいと思ってます。
地下鉄水原駅ホーム ソウルまでの車内は東京の満員列車よりはまだ楽ですが, 結構混んでて座れないことも…。 今回も4月の事前研修の報告の続きで,研修中にソウル特別市内周辺で視察したスポットをご紹介します。
○韓国国会議事堂見学 議場の天井には,「1年365日国民が見守っている」ことの象徴の365個の電球があるほか,外見には「24時間24節期の間国政に最善を尽くし続ける」ということを象徴する柱,中央ホールには憲法起草に尽力した韓国の偉人たちのレリーフ等がありました。中央ホールの中心部のポイントは志が叶うというパワースポットだそうです。
○Nソウルタワー見学 もとはテレビやラジオを首都圏に送信するために建てられた電波塔で,現在は観光スポットであるとともに「金網にふたりの名前を書いた錠をかけると結ばれる」ということでデートスポットとしても有名です。見学した日は天気も良く,多くの人々やカップルが訪れていました。
○北村韓屋街見学(韓国文化体験) 王朝時代の正宮に囲まれ,清渓川(チョンゲチョン)と鍾路(チョンノ)の北に位置する町という意味で「北村」と呼ばれるそうです。この地域は、当時の王族,貴族たちが住んだ伝統家屋「韓屋」が現存するエリアです。また,歴史的建造物である一方で,風水的にも良いとされていて,李明博元大統領をはじめとした有名人が住んだこともありました。今なお観光客と住人が共存するために,見学ガイドのマイク使用禁止等の配慮もなされています。エリア自体は細く急な山道を徒歩で入りますが,観光ボランティアが付近を巡回していたり,大きな道の出入口には,バス待機場が設けられていたりして不便なくまわることができました。
○高尺スカイドーム 韓国初のドーム球場で,現在はネクセン・ヒーローズというプロ野球チームがホームグランドとしています。 場内は人工芝グランドとメジャーの土を使用する内野グランド,天気の良い日に場内に自然光を取り入れるシステムを世界で初めて取り入れる等,画期的な取り組みを行っている球場です。
○MBC文化放送局見学 テレビ局内テーマパークです。最新デジタル技術やホログラムを活用した報道体験やドラマの有名シーンの再現,写真撮影等を行うことができます。随所で面白い写真をたくさんとれるところが非常に新鮮でした。韓流ドラマを知っている人には特に夢のような世界だったようです。 2回に分けて,事前研修内の主に視察の部分を ご報告させていただきました。その他,事前研修では韓国の語学,文化,行政についての講義もありました。もうすぐ水原市の語学研修も始まります。当面は語学研修を受けながら,イベントを視察・参加する日々となりそうです。参加したイベントについても随時ご報告していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。 |
あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンにカジャ!) Vol.1 H29.5.12 ※カジャ!は日本語で「行こう!」という意味です。 |
ご覧いただきまして,ありがとうございます。韓国・水原市派遣職員のレポート「あさカジャ」はリニューアルしてから4年目に突入しました。久保さんに代わって,平成29年度に大韓民国・水原市に派遣となりました村重です。 1年間,水原市と研修内容について報告いたしますので,よろしくお願いします。 先日,ヨム・テヨン水原市長にご挨拶をさせていただく機会がございまして,旭川市と水原市の関係を大切にしているという大変有難い言葉をいただきました。 また,一介の職員に過ぎない私にもご激励のお言葉をいただき身に余る光栄であるとともに派遣されている身として,身の引き締まる思いでした。 さて,私は4月中旬に韓国に入りまして,10日程,ソウルで事前研修を受けた後に水原市に移りました。今,水原市に住み始めて,だいたい1週間程,経ちました。 水原市住み始めてから,まだ1度も傘を使っていません。 この時期の水原市は,晴天が続く大変過ごしやすい時期と言われています。ただ,最近は珍しく暑い又は寒い日が増えてきたとも聞きました,朝晩はまだ寒いですが,最高気温は20度後半の日が続いてます。 水原市の4月の平均気温は17度くらいと言われていて,日本で言うと仙台市(4月15度くらい)に近いです。天気の良い昼間はシャツ1枚で歩けるのですが,朝夜はまだジャケットが必要です。4月平均気温12度の旭川よりははるかに暖かいです。 街の様子は徐々にご報告していきたいと思います。 今,街中は選挙ムードです。5月9日に大統領選挙があるので,あちこちでポスターや選挙活動が見られます。韓国では投票日は休日です。大統領は任期5年の直接選挙。さて,結果はどうなるのでしょうか(原稿作成当時) 4月の事前研修は大韓民国各地に派遣される世界中から集まった 皆様と10日間受講しました。今年の参加者は60人余り,半数は中国の皆様でその他フィリピン,ベトナム等の東南アジア,ロシアなど大半はアジア圏からの参加でした。日本からは私を含め6人が参加しました。今回はその中から水原市で視察した場所をご報告いたします。
○水原市化粧室文化展示館 世界トイレ協会会長で元水原市長 の自宅を改造して作ったとされる博物館。展示館の中は,世界のトイレの歴史等が学べる施設になっています。トイレの形をしたその存在感のある外観も去ることながら,周辺は公園のようになっていて,彫刻が多数ありました。そして彫刻の隣には写真を撮るための空きスペースが。面白い写真が多数取れます。トイレだけでこんなに面白いものを作れることに驚きでした。 ○フライング水原 最高到達点150メートルまで(通常は70~80メートル)上昇し,水原華城や華城行宮等を約15分間一望することができます。 時間帯によっては水原華城のライトアップも観覧可能とのことで水原市の新たなスポットとなっているそうです。当日は,天気が良かったものの風が強く(水原市では普通),80m程しか上昇でしたが,美しい景色を堪能することができました。 ○水原華城見学 水原華城は李氏朝鮮時代末期に作られた城郭で,世界遺産にも指定されています。年中様々な行事を行っていますので,これから何回かご紹介することとなりそうです。今回は弓の体験と武芸24技の公演を見学しました。 昔,兵士が訓練した所で韓国式弓道の練習場で国弓撃ち体験をすることができます。 「武芸24技」は華城に駐屯していた兵士たちが習った24種類の武芸だそうです。演武の見学は無料で日英韓の場内アナウンスもあり非常に良かったです。 ○サムスンイノベーションミュージアム サムスンイノベーションミュージアムは、電子産業史を学べる博物館であるとともにサムスン電子のこれまでの歩みが展示された企業館として2014年4月にオープンしました。家電の歴史の中に多くの日本製品の名前が出てきたことを大変,嬉しく思いました。 次回もお楽しみに! |