あさっぴーとスウォンへカジャ!!2018

あさっぴーとスウォンへカジャ!!2018

旭川市と姉妹都市である大韓民国の水原市ではそれぞれの国の行政体制、文化、教育等々を理解し
 
グローバルな人材を育成する目的で「旭川市・水原市 職員相互派遣研修事業」を行っております。
 
現在、韓国にて研修中の北さんは4月から3月までの1年間派遣されます。
 
北さんから韓国での研修の様子や、生活などをつづったレポートを毎月送っていただきますので
 
皆さんぜひご覧ください。
 

あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンへカジャ!!)

vol.12

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※「カジャ!!」は日本語で「行こう!!」という意味です。

あさカジャ第12回目

 

アンニョンハセヨ!!水原市派遣中の北です。


水原市での生活も終わり、ついに今月帰国を迎えます。つたない文章だったにも関わらず、1年間「あさカジャ!!~あさっぴーとスウォンへカジャ!!(行こう)~」をご覧下さった方々にはこの場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!


今の気持ちとして、まずは健康で最後までやり遂げることができた事に安堵しています。その点については、食のストレスが少なかったことと水原市職員の方々がいつもフォローしてくれたことが大きかったです。
あとは、久々の旭川がとても愛しいです。当たり前だった風景や好きだった食べ物など、離れてみて初めて大切さに気付くことがたくさんあるんですね。苦手だった寒すぎる旭川の冬も今は愛しいくらいです。旭川に帰れること、とても楽しみです。
それと率直に別れが寂しいです。この1年間は国籍問わず、様々な人に出会いました。自分が外国人という立場になったので、自分の無力さを痛感する場面にたくさん直面しました。そんな時、周囲の人の助けがあったからこそ、何とか1年間過ごすことができました。いつの日かまた再開して、恩返し出来ればと思っています。


さて、今日のあさカジャは「水原で見つけた日本(旭川)」についてです。


今年度最後の記事という事で、何について書こうか非常に悩みました。なぜこのテーマにしたかというと、この1年間でたくさんの「繋がり」を感じたからです。
韓国での生活の中で、たくさんの日本を見つけました。日本と韓国。実際に生活してみて、自分が考えていた以上に、密接で深い関わりがあることが分かりました。

1.「国際姉妹都市テーマ通り」
水原市役所から徒歩5分程度のところにあり、マロニエ通りとも呼ばれている通りです。ここには、水原市と姉妹提携を結んだ世界16都市のうち、13都市から贈呈された記念物が展示されています。もちろん旭川からも贈呈された記念碑もあります。


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旭川の記念碑

2.「姉妹都市紹介コーナー」
水原市役所1階に姉妹都市紹介コーナーがあり、ここでも旭川とのつながりを感じることができます。姉妹提携を結んだ順番に展示されているので、一番最初に展示されている旭川市のコーナーを見るたびに、両市の交流の歴史の長さを感じます。

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3.「ナ・へソク通り」
この通りは、水原市出身の独立運動家、西洋画家である羅蕙錫「ナ・へソク(1896~1948年)」の業績を称えるために造られたそうです。この女性は若い頃、東京の女子美術大学で西洋画を学んだとのこと。ここは歩行者専用道路になっており、個人的にこの道を通るたび、買物公園通りを思い出します。
 

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4.「日本語表記」
韓国では英語と日本語で表記されている場合が多いです。それは水原市も例外ではなく、街中の標識、地下鉄駅の標識、電車での停車駅アナウンスでも日本語が流れます。また、簡単な日本語を話せる方も多くいらっしゃいます。


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地下鉄の券売機

5.「日本料理」
韓国は私の想像以上に日本料理で溢れていました。お寿司だけでなく、日本式ラーメン、日本式カレー、たこやき、トンカツ、うどん、しゃぶしゃぶなどたくさんの日本料理が当たり前のように生活に定着しています。市役所の周りにも日本料理屋がたくさんあり、昼食で食べに行くことも多々ありました。市役所から少し行ったところには、北海道の味のジンギスカンのお店も。
 

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日本式ラーメン
 

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ジンギスカンのお店

6.「日本のコンテンツ・キャラクター」
韓国でも日本のコンテンツは非常に人気です。たとえば、アニメやマンガ、ゲームに映画・ドラマなど、日本のコンテンツが韓国人にとっても身近な存在だと感じました。日本に興味のある人だけが知っているというレベルではなく、むしろあるのが当たり前なくらいです。私が日本人だとわかると日本のコンテンツの話をしてきてくれる人も多いです。若い世代は、日本に旅行したことがあったり、インターネットを通じて日本の文化に触れ合った経験がある人が多く、特に日本の文化に興味を持っている方が多い印象です。
 

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7.「日本の商品」
日本に居た時には、あまりイメージが無かったのですが、韓国では日本の商品が本当にたくさん売られています。化粧品、お菓子、ビール、文房具などをはじめとして日本の商品は人気があります。物にもよりますが、こちらで買うとだいたい日本より2倍くらいの値段がします。それでも味や品質の良さが韓国でも認められていて、あえて日本の商品を買う人がたくさんいます。
 

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さいごに
今回の水原市派遣は、私にとって人生で最も充実した1年となりました。このような機会をいただけたことをはじめ、1年間支援下さった皆さまに対して、この場を借りて感謝申し上げます。
旭川市と水原市は今年で友好姉妹都市締結30周年を迎えます。両市がさらに素晴らしい関係を築いていけるよう、私自身も微力ながら尽力していきたいと思います。
そして、もう一つご報告があります。実は、一時帰国を挟んだ後、再度水原市で1年間研修させていただくことになりました。1年間全力で取り組んでまいりましたが、タイミングが合わなかったり、語学力が足りず出来なかったこと、もっと突き詰めて知りたいと思っていることが、まだまだたくさんあります。なので、次年度も今年度以上に積極的にチャレンジしていきたいと思っています。

再度入国するのは4月末を予定しています。次年度は、今年以上のカジャを届けられるよう更に精進してまいります。


1年間ご覧いただきまして、ありがとうございました。そして、また次年度もよろしくお願いいたします。
それではみなさま、また会う日までアンニョンヒゲセヨ!!(さようなら!!)

 
 

あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンへカジャ!!)

vol.11

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※「カジャ!!」は日本語で「行こう!!」という意味です。

あさカジャ第11回目

みなさま안녕하세요(アンニョンハセヨ)。水原市派遣中の北です。
本日も「あさカジャ」をご覧いただきありがとうございます。最近の水原市は既に雪も全く無く、春が近づいているなと感じる気候です。毎年4月初旬には桜が満開になるそうです。(僕は帰国しているので見れない...残念。)そんな水原市より、先日セミナーで訪れた2018年平昌冬季オリンピックの舞台の一つである江陵(カンヌン)についてのレポートです。

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江陵市について… 江陵は美しいビーチが有名な東海岸に位置する都市。人口は約21万人と旭川市よりも少ないが、韓国の地方旅行で人気の観光地。平昌オリンピック開催を契機にソウルからの高速鉄道が整備され、以前より更に観光客が増加したそう。ソウルからは高速鉄道を利用すると約1時間30分。高速バスを利用すると約2時間30分で到着することができる。平昌オリンピックの際には、氷上競技種目であるフィギュアスケート、ショートトラックスピードスケート、カーリング、アイスホッケーなどが 江陵で実施された。

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1.江陵オリンピックミュージアム
 平昌オリンピックの際に「平昌冬季オリンピック広報館」として利用されていた建物を改装して2018年5月に開館しました。平昌オリンピックはもちろんの事、それ以前の大会の資料や記念物などを展示しているほか、4D体験コーナーも併設しており教育・体験の場として活用されています。実際に利用された表彰台の上で写真を撮ったり、大会で実際に使用されたものと同型の金メダルや聖火などの展示物を見ることもできます

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過去のオリンピックのポスター
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中には札幌冬季オリンピックのものも(1972年)

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2.江陵オリンピックパーク(Gangbeung Olympic Park)
 こちらで平昌オリンピック氷上競技の大部分が開催されました。江陵総合運動場、江陵文化芸術館、江陵カーリングセンターをはじめ、新設の競技場である江陵アイスアリーナ、江陵ホッケーセンター、江陵スピードスケーティング競技場などがあります。私たちはその中で江陵カーリングセンターと江陵アイスアリーナを見学しました。江陵カーリングセンターは、そのままのレーンが残されており、利用する市民やカーリング体験をする観光客向けに使われているようです。ちなみに、カーリングセンターの職員さんによると「そだねー」で有名になったカーリング女子日本代表選手が韓国代表選手と死闘を繰り広げたのは、写真一番奥のAコートだそうです。
江陵アイスアリーナは現在はもうリンクは無くなっていました。オリンピック終了後からはイベントやK-POPのコンサートなどに利用されていたそうです。担当者の説明によると、建築前からコンサート利用なども想定しており、音響設備等はコンサート等でも利用できるよう設置されているとのこと。また、再度スケートリンクとして利用することも可能で、氷の厚さにもよるが15日程度でスケートリンクにすることができるそうです。

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江陵カーリングセンター

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江陵アイスアリーナ

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現在はコンクリートむき出しの状態になっていました。

3.安木コーヒー通り
 江陵市の都市政策・観光政策の一例として、海岸およびその周辺の整備状況を視察しました。この通りは約20件のカフェが集まって形成されており、オシャレに敏感な若者を中心にSNSにもよく投稿されています。成り立ちとしては自然発生的にカフェが集まり形成されたそうで、今ではそれに市も協力するかたちでコーヒー祭等も開催されています。韓国のコーヒーコンテンツの中心地となっている地域です。訪れた日は平日だったにも関わらず多くの人で賑わっていました。年代的にはやはり若者が多かったですし、SNSや口コミによる宣伝効果の大きさを感じました。

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4.チャムソリ蓄音機&エジソン科学博物館

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この博物館は、ソリ(音)が中心となった音楽博物館の性質を持つチャムソリ蓄音機博物館と、エジソンの発明品を中心としたエジソンサイエンスミュージアムの2つの博物館で構成されています。1982年に江陵市松亭洞でソン・ソンモク館長が「チャムソリバン(チャムソリの部屋)」として設立した、約30年の歴史と伝統を持つ博物館です。実際に蓄音機を鳴らしていただき、音色を聞くこともできました。

平昌オリンピックのために建設された立派な施設を視察して、オリンピックの持つ集客力というものを見ることができたような気がします。その反面、オリンピックをはじめとする大規模イベントが終わった後の建物の維持等が問題になることも多いと聞きます。その点については、大都市ではない江陵も例外でないような印象を受けましたが、なるべく無駄にならないよう色々と努力していることもわかりました。日本でも2020年に東京オリンピックが控えている中で、どうすれば効率的で有効な運営ができるのか前例から学ぶことが大切だと思います。私自身もオリンピックではないですが、このような経験を今後の業務に活かしていきたいと思いました。

 

それでは皆さま、また次回の「あさカジャ」もよろしくお願いします。

 

あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンへカジャ!!)

vol.10

H31.2.15 

※「カジャ!!」は日本語で「行こう!!」という意味です。

皆さま안녕하세요(アンニョンハセヨ)
いつも「あさカジャ」をご覧いただきありがとうございます。本日の「あさカジャ」は、以前もこのブログ内で簡単にご紹介した事がありますが、水原市で最も有名な観光地であろう水原華城(スウォンファソン)についてです。

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 (概要)
水原華城は、韓国の城郭建築史上最も卓越した建築物であると言われており、その姿は非常に壮大である。過去に戦争などによって多くの部分が破損したが、1975年から1979年にかけて大部分が復元された。1977年12月には華城の優秀性が認められ、ユネスコ世界遺産に登録されている。また「米国CNNが選んだ韓国で必ず行ってみるべき場所ベスト50」や「2012年韓国観光の星」に選ばれるほどの観光地であると同時に、歴史・文化的に価値の高い場所でもある。(水原観光ガイドブックより)

水原市はソウル市からも鉄道で40分程度とアクセスが良く、年間を通じて多くの観光客が訪れる都市です。水原には多く観光名所がありますが、その中で最も有名であり、水原観光で絶対に外せないのが水原華城です。
水原華城は韓国最大級の王の別邸であり、多くのドラマや映画の撮影舞台としても有名です。城の城壁の全長は約5.7kmあり、城壁を全て歩いて見て回ると2万歩程度(所要時間は歩くペースにより3時間30分~5時間)が必要だと言われているため、時間に制約のある観光客にとっては、どこを重点的に見るのかが重要になってきます。ニーズの違う観光客が様々な選択をできるよう、華城には多様な楽しみ方が準備されていますので、本日はその点について紹介していきたいと思います。


(水原華城行宮)
華城行宮は、1789年に水原新邑治建設の際に八達山の麓に建立された。水原華城の築城が始まってから増築され、1796年にはその形が整えられた。親孝行だった正祖大王は父の思悼世子の墓所である顕隆園(現在の隆陵)を13回も訪れたが、その度に華城行宮に留まったと言われている。(水原観光ガイドブックより)

歴史的に意味があり、見どころも多いため水原を観光する旅行者にとって、華城行宮は外せない場所です。華城行宮の正門である新豊楼(シンプンヌ)では、見応えのある公演が繰り広げられており、全て無料で楽しむことが出来ます。
 

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(公演を楽しむ)
1.武芸24技示範公演
武芸24技は、華城に駐在していた朝鮮の最精鋭部隊である兵士達が修めていた武芸の再現公演である。歴史的・芸術的価値が高い無形文化遺産として登録されている。(公演観覧無料:毎週火曜日~日曜日 11:00~11:30)

2.壮勇営守衛儀式
正祖大王の華城行宮行幸の際に、王を護衛して華城を守った壮勇営の兵士達の守衛儀式および軍礼を見ることができる。(公演観覧無料:4月~10月毎週日曜日 14:00~14:30)

3.土曜常設公演
200年以上前に正祖大王の華城築城を記念して行われた落成宴の伝統公演を再現したもの。(公演観覧無料:4月~10月毎週土曜日14:00~15:00)


(フライング水原)
フライング水原とは最大20人まで搭乗可能な係留め式ヘリウム気球であり、高度70~150mまで上昇する。空から水原市内と水原華城を一望できるため、地上からとは違った姿を見ることができる。ただし、安全のため風速13m/秒以上の際は運行が中止されるため、事前確認が必要。(料金等の詳細については以下サイト参照: www.flyingsuwon.com


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(国弓体験)
220年以上前に兵士達が武芸を磨いていた練武台にて、当時の兵士達のように弓を引くことができる。説明は韓国語のみ。最初は上手に飛ばせない人が多いが、すぐにコツをつかむことが出来るので老若男女問わず楽しむことが出来る。
夏季(3月~10月):9:30~17:30
冬季(11月~2月):9:30~16:30
1回10発 :2,000ウォン 
 

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(華城御車)
  国弓体験の近くの発着場からは、写真のような朝鮮王朝時代の御輿をモチーフにした華城御車に乗ることができ、水原華城を巡ることができる。内・外郭を回りながら水原華城を一周する。乗車時間は約40分~50分程度で、乗車しながら音声ガイドによる説明を聞くこともできるため、手軽に水原華城を見たい人には最適な方法。音声ガイドには日本語もあるが、聞くためにはイヤホンを持参する必要あり。(10:00~16:30の間で30分毎に運行。12:00~12:30まで昼休み。大人4,000ウォン,青少年2,500ウォン,子供1,500ウォン)
 

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 (水原華城周辺施設等)
 1.水原市立アイパーク美術館
華城行宮のとなりにあり、5つの展示室と教育室、ライブラリなどで構成されている。現代美術というテーマでの展示と多様なイベントが行われているうえ、子どもが見ても楽しめる作品も展示している。https://sima.suwon.go.kr/jpn/index.do(日本語ホームページ)
 

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2.水原華城博物館
世界文化遺産である水原華城と韓国文化を後世に伝えていくために建設された博物館。模型や関連遺物を介して、華城の歴史と文化を垣間見ることができ、華城築城に対する理解を深めることができる。 http://hsmuseum.suwon.go.kr/jap/(日本語ホームぺージ)
 

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3.チキン通り
1970年代からチキンの店が水原川周辺で1つ2つとでき、チキン通りが生まれた。現在では八達路100mの通りの中に10店以上のチキン専門店がある。新鮮な鳥を大きな釜で一気に揚げるので、香ばしくカリッとした食感が特徴的で、安い上に量も多いので多くの観光客が訪れる。チメク(チキンをビールで流し込む)で楽しむのが韓国流。
 

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チキン通りのチキン

4.池洞市場スンデタウン
スンデタウンがある池洞市場は、南水門の近くにある。ここには、スンデ(豚の腸詰め)専門店が20以上軒を連ねており、観光客や地元の人たちで賑わう。


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スンデクッ(スンデスープ)

私自身、水原華城や今回紹介した周辺施設は何度も訪れましたが、本当に見どころが沢山です。また、季節・時間帯によっても本当に大きく印象が変わります。歩きながら観覧したり、空から眺めてみたりと楽しみ方が多種多様なので、希望に合わせて楽しんでいただけると思います。また、過去のブログ内で取上げた水原華城文化祭や華城夜行などのお祭に合わせて訪れると更に楽しめるかもしれません。
それではみなさんアンニョンヒゲセヨ~(さようなら~)


※ここに掲載している情報は水原市作成の水原観光ガイドブックの情報を基にしておりますが、変更等の可能性もありますので、必ず実際にHP等にて確認するようお願いいたします。www.suwon.go.kr/web/visitsuwon
http://trans.suwon.go.kr:7000/etgi/




 

 

あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンへカジャ!!)

vol.9

H31.1.28 

※「カジャ!!」は日本語で「行こう!!」という意味です。

새해 많이 받으세요.(セヘ ボン マニ パドゥセヨ)

本日もご覧いただきありがとうございます。上の言葉を直訳すると「新年に福をたくさん受け取ってください」という意味です。韓国では,日本語でいう『新年明けましておめでとうございます』と同じ意味の新年の挨拶として一般的に用いられています。
さて,2019年を迎えまして,水原市での生活も残り少なくなってきましたが,様々なことへ自主的に関心を持ち,最後まで全力でチャレンジしていきたいと思っております。2019年もあさカジャをよろしくお願いいたします。
さて,私は初めて韓国にて年越しを経験したわけですが,日本と似ている点がある反面,微妙に違う点もあり,興味深い経験ができましたので,本日は皆さまにも韓国のお正月をご紹介いたします。

1.休日が元旦のみ
韓国では,新暦のお正月ではなく旧暦のお正月でお祝いします。そのため,年末年始には日本のような連休は無く,元旦のみが祝日となります。その代わりに,旧暦の元旦にあたる日の前後1日が祝日となります。2019年については,2月4日~6日までが설날(ソルラル)として休みになる予定です。水原市役所でも仕事納め式と仕事始め式があったのですが,12月31日に納め式をし,年越し翌日には仕事始め式なので,なんだか新年を迎えた気分になりませんでした。あっという間にお正月休みが終わってしまったなという感想です。ちなみに설날(ソルラル)の時には,故郷で家族と一緒に過ごすため,多くの人が実家に帰省するそうです。そのため当然道路は渋滞。お店も閉める店がほとんどだと聞きましたので,この時期の旅行には注意が必要です。

2.正月料理
北海道の年末年始といえば,おせち料理や年越しそばやお雑煮などを年末年始に召しあがるご家庭が多いと思います。韓国では年末年始に何を食べるかというと,実は特に決まったものはないそうなんです。周囲の人に聞いてみても,普段と変わらないものもしくは好きなものを食べるという方が多かったです。설날(ソルナル)には,韓国の代表的な正月料理である「トックッ(떡국)」を食べたり,集まる家族のためにその他の料理をたくさん作る家庭が多いそうなのですが,年末年始はまだ日本ほどお正月という雰囲気ではありませんでした。설날(ソルナル)については,また別の機会に紹介いたします。

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「トックッ(떡국)」

3.年賀状文化
韓国でも年賀状の文化はあります。しかし,日本とは少しだけ異なるところもありました。韓国では日本のように年賀はがきを用いるのではなく,カードを封筒に入れメッセージカードとして送付するのが一般的です。また,喪中はがきを出すという文化も韓国には一般的にないそうです。最近では新年のメッセージは,メールやSNSを使って送るのが若い人たちを中心に一般的になってきており,日本と同じく年賀状を送る人自体が減少傾向にあると聞きました。ちなみに,韓国にも干支の習慣がありますが,一つ異なる点があります。それは,日本の亥(イノシシ)年が豚年となっていることです。最初は不思議で仕方なかったのですが,調べてみると中国,香港,台湾などでも豚年が使われており,日本だけが亥年を用いているようです。 亥年になった理由としては諸説あるようですが,中国から干支が伝わった当時に日本では豚に馴染みが無かったので,猪に変えたのではないかなどといわれています。

4.除夜の鐘
年越しと共に鐘を突くという除夜の鐘の文化はこちらにもあり,韓国でも行われています。その中でもソウルの鐘路(チョンノ)にある普信閣(ポシンガッ)が最も有名です。除夜の鐘を突く回数は,日本では人間が持つといわれる108個の煩悩の数に合わせ108回なのに対し,韓国では33回です。この33回という回数には様々な説があるようです。有名なところでは,仏教の守護神である帝釈天(たいしゃくてん)が統治する「三十三天」に基づいて33回になったという説や朝鮮王朝時代に夜間通行禁止を解除する際に鐘を突いた回数が33回だったため33回になったという説などがあります。
またこの普信閣(ポシンガッ)では除夜の鐘を鳴らすだけでなく,大規模なカウントダウンイベントも行われます。このイベントには毎年15万人を超える人が集まるそうです。私も参加したのですが,人があまりに多すぎてメインステージが全く見えない状況でした。私は鐘が鳴る途中で駅に向かったので見れなかったのですが,除夜の鐘が鳴り終わった後には,花火なども上がるそうです。
水原市でも,水原華城にて除夜の鐘が鳴らされたり,水原華城行宮広場にてカウントダウンイベントが行われたそうです。皆さまも例年とは一味違った韓国式の年越しを一度体験してみるのはいかがでしょうか。

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종각駅の普信閣周辺

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年越し後の종각駅の様子

5.仕事納め式&仕事始め式
 仕事納め式が12月31日。仕事始め式が1月2日行われました。水原市では両式ともにかなり盛大に行っていたのが非常に印象的でした。仕事納め式の時には,市長による2018年の成果報告のほか,職務に関する課題をコメディチックにまとめた5作品の発表会や職員による催し物などが開催されました。仕事始め式の時には,市長による2019年の抱負等の発表,代表市民からの要望,市内団体による催しなどが開かれました。
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2019年仕事始め式の様子
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水原市内の小学生による演目発表
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主に水原市内で活動する合唱団体によるパフォーマンス

海外で新年を迎えたのは今回が初めてだったのですが,想像以上に日本と韓国の年末年始には違いがあって大変興味深いものとなりました。残り少なくなった韓国生活で悔いの残さないよう,もっと多くの発見が出来るよう更に努力して参りたいと思っております。2019年も皆さまにとって良い1年となりますことを祈念いたしながら今回のあさカジャは終わりとさせていただきます。

それでは皆さまアンニョンヒゲセヨ~(さようなら~)

 

あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンへカジャ!!)

vol.8

H30.12.11 

※「カジャ!!」は日本語で「行こう!!」という意味です。

いつもご覧いただき,ありがとうございます。水原市派遣中の北です。

韓国に派遣前から「水原市は想像よりも寒いよ」と聞いていましたが,実際に生活してみてその通りだと感じます。最近の気温は最高5℃前後。最低-5前後といった感じなので,旭川より温度は高いのですが,風が非常に強く,体感温度はもっと寒く感じます。ただ雪はまったく無く,旭川で生まれ育った私にはすごく不思議な感覚になる気候です。

12月に入り,早いもので韓国生活も残り約4ヶ月となりました。残りの生活でも悔いの無いよう,旭川市と水原市の友好関係の発展に貢献できるよう,様々なことにチャレンジしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。


さて,今日のあさカジャでは12月3日(月)に釜山にて行われた「天皇誕生日祝賀レセプション」についてご報告いたします。「天皇誕生日祝賀レセプション」は,世界中に点在する日本国総領事館が各国で国際日祝賀行事として実施しているもので,私が参加したレセプションも在釜山日本国総領事館主催で行われたものです。「日本の魅力」を世界に発信する有効な機会として,日系企業や自治体のPRの場としても活用されており,今回のレセプションには日本から13自治体および6民間企業団体が出展されました。旭川市は,パンフレット配布とPR動画による広報活動を実施しました。

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招待客への招待状

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PRで用いた道北地域観光用動画なのですが,以下のリンクからご覧いただけますので是非ご覧ください。https://m.youtube.com/watch?v=0uCE-HAENWI

レセプションへの参加を通じた3つの発見
①健康意識や高品質食品への関心の高さ
今回の出席者が比較的富裕層だということもあり,健康に対する意識の高さを感じました。多少高くても質の良い食品を手に入れたいというニーズがあるなかで,北海道・旭川の食材・食品等についてもさらに開拓していける可能性があるのではないかと感じます。日本人とも比較的味覚が似ているのか,もともと日本の食材や料理に対する人気も高いので,更なるPRが大切だと感じました。

②観光地としての旭川
招待客が釜山市民が中心なので,釜山から距離が近い福岡市や下関市のブースに興味を持つ市民の方が一番多かったのは残念でした。ただ,北海道に訪れたことのある方や興味を持っていただける方も多く,北海道というネームバリューを再確認すると同時に,北海道という素晴らしい土地が持つ無限の可能性を感じました。そのなかで旭川については,やはり旭山動物園に興味を持ってくださる方が多く,パンフレットを持ち帰る方も多かったです。また,韓国では食に対する関心が高い傾向があるため,北海道・旭川の食に対して質問を受けることも多くありました。
一方,韓国でも北海道では札幌・小樽方面および富良野・美瑛方面が観光の中心として認識されている方が多いので,その中でどう旭川まで足を運んでもらえるかが今後の課題と感じます。

③北海道地震の影響
当レセプションにおいても地震について多くの質問を受けました。韓国では,北海道は観光地として非常に魅力的ではあるが,まだ地震が怖いという認識を持っている方が多く居るようです。地震に対する不安感をどう払拭していけるかが,今後重要になってくると思われます。今回お話した方の中で,地震が落ち着いたら北海道に旅行する予定だとおっしゃってくださった方もおりました。


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今回のレセプションには,在釜山日本国総領事館の発表によると過去最高の350人を超える来場者があったそうです。また,来場された方々は各出展内容を大変楽しまれ,来年度もぜひ参加したいと口々におっしゃっていたとの嬉しいお言葉をいただきました。私自身も今回参加させていただき,大変勉強させていただきました。関わってくださった在釜山日本国総領事館の皆さま。地方自治体の皆さま。参加企業の皆さま。この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。


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今後とも旭川市のPRのため,このような機会があれば積極的に参加して,更に北海道や旭川市の素晴らしさを世界に発信していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
それでは皆さま,次回のあさカジャでお会いいたしましょう。アンニョンヒゲセヨ!(さようなら!)

 

あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンへカジャ!!)

vol.7

H30.11.12 

※「カジャ!!」は日本語で「行こう!!」という意味です。

いつもあさカジャをご覧いただきまして,ありがとうございます。

最近の水原市は,気温は最高15℃前後,最低5℃前後と旭川よりも少し暖かい気候が続いています。しかしPM2.5の影響で,霧がかった曇りのような天気が続く日々です。韓国では日本ほどマスクをする人が多くないのですが,最近はマスクをして街を歩く人を多く見るようになりました。

私の話をさせていただくと,来週よりウォンチョン洞住民センターに1ヶ月の派遣をさせていただくことが決まりました。水原市は,市役所本庁舎のほかに4つの区役所があり,その下に多くの住民センターが位置しています。住民センターでは,市民生活に関わる申請や証明書の発行などが可能で,市民にとって一番身近な施設だそうなので,窓口対応の仕方やセンターの仕組みについて沢山学んできたいと思っています。
 

そして,先月の話にはなりますが,今年で第55回を迎える,水原華城文化祭が開催されました。今回のあさカジャは,水原華城文化祭および同期間に開催した旭川市観光セミナーについて報告します。

 

 『第55回 水原華城文化祭』
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日時:平成30年10月5日(金)~10月7日(日)
場所:京畿道 水原市 八達区 南昌洞6-2 水原華城行宮ほか
(参考)
水原文化財団ホームページ:http://www.swcf.or.kr/shcf/
2018正祖大王陵行車共同再現運営事務局http://www.kingjeongjo-parade.kr/2018/about.html?c=intro&lang=jp
水原市観光ホームページ:http://trans.suwon.go.kr:7000/etgi/

 

1.水原華城について

世界文化遺産の水原華城は,正祖大王の孝心が築城の根本となっただけではなく,党争による党派政治の根絶と強力な王道政治の実現のため,遠大な政治的抱負が盛り込まれた政治構想の中心地として築城されました。そして,国を守る南側の要塞として活用するためのものでもありました。

正祖18年(1794年)に築城工事を始めて,2年後の1796年に完工しました。城はチョン・ヤギョンが設計しました。
水原華城は挙重機,滑車,轆轤などの新しい機材の発明と活用,東西洋の築城術を集約した築城方法など18世紀の科学と建築,芸術が見られる大韓民国の城郭建築史上,最も独歩的な建築物として評価されています。
「水原華城」は防御機能と城壁の中につくった4つの城門を含めて,それぞれ違う模様と特性を持つ建築物としての価値が認められ,1997年にユネスコ世界文化遺産に指定されました。
CNN選定の“韓国で行ってみたい美しい場所50ヶ所”,2012年韓国観光を輝かした “韓国観光の星”にも選ばれ,韓国伝統歴史文化のアイコンとして脚光を浴びるなど,世界的な観光スポットとして生まれ変わりました。(水原文化財団ホームページより引用)
 

2.水原華城文化祭について
水原華城文化祭は,その祭りの象徴である正祖大王陵行次共同再現を筆頭に,恵慶宮洪氏の還暦祝いなどの伝統再現行事,そして水原川で開かれる水原愛燈祭りと水原華城のあちこちを舞台に,盛りだくさんの公演と体験イベントが開かれる水原市伝統文化観光祭りです。2018年10月5日(金)から7日(日)まで3日間,過去と現代が調和する水原で,各種食べ物,見どころを思いきり楽しんで朝鮮時代の姿もありありと体験してみてください。(水原市観光ホームページより引用)


①正祖大王の陵行次
朝鮮王朝22代正祖大王が1795年に行った華城遠征を再現した非常な大規模な行列。陵行次は正祖大王が父の墓を花山に改葬してから13回にわたって行われた参拜の道のことだそうです。
世界記録遺産である “園幸乙卯整理儀軌” 班次図絵に描かれている220年前の風景を当時のままに感じることができます。行列はソウルの昌徳宮を出発後,始興を経由し水原華城まで続きます。その総距離は59.2km。およそ6,000人が参加したといわれる大規模の行事をそのまま再現するため, 馬約700頭,総勢4,410人が参加します。


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 “園幸乙卯整理儀軌”より一部抜粋(水原市より許可を得て掲載)

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②夜間武技公演
正祖大王の親衛部隊「壮勇営」の夜間訓練を再現した公演。馬上武技の迫力や光と音による華麗な演出を楽しむことができます。水原華城という歴史遺産とプロジェクションマッピング等の最新技術の融合が非常に新鮮でした。公演時間は約1時間程度。演目はすべて韓国語となりますが,一見の価値のある演目です。
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夜間武技公演での一場面

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③華城行宮広場の体験ブース
韓国のお祭に参加すると,子ども達向けの体験コーナーの多さを感じます。1枚目の写真はダンボールで作った八達(パルタル)門に自由にお絵かきができるブース。2枚目は紙を使って世祖大王を作ってみようというブースです。思いのままに色を塗ったり,工作したりと子ども達にとって楽しい体験になったのではないかと思います。親子一緒に参加して楽しんでいる姿がたくさんみることができました。

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八達門のお絵かきコーナー


④旭川市観光ブース
結果から申し上げると,開催期間中に上陸した台風によりやむ無く中止することとなりました。以前より準備してきたこともあり大変残念でしたが,水原市観光課のみなさんも最後まで実施に向けて協力してくださいました。今後ほかの機会でも旭川市のPRをすることが出来る予定なので,そちらでは更に頑張りたいと思っています。

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⑤旭川市観光セミナー
水原市内の旅行業者向けて,旭川市への観光客誘致活動を行いました。当日は12社の旅行業者,水原市観光課から多くの職員が参加くださり,熱心に話を聞いていただくことができました。セミナー前に発生した北海道地震等を心配する声もありましたが,旭川に地震の影響は特に無いことや旭川の魅力をしっかりと伝えることができ,手ごたえを感じた1日でした。

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私は開催期間中に旭川市観光PR活動を実施したため,水原華城文化祭のプログラムを視察することがあまりできませんでした。しかし,紹介した以外にも多くの素晴らしいプログラムが準備されていますので,興味のある方は水原市役所のホームページや過去の派遣公務員あさカジャを是非一度ご覧ください。

また次回のあさカジャをご覧いただけると嬉しいです。それではみなさん、アンニョンヒゲセヨ~(さようなら)

 
 

あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンへカジャ!!)

vol.6

H30.10.22

※「カジャ!!」は日本語で「行こう!!」という意味です。

あさカジャ第6回目

 

旭川の皆さまアンニョンハセヨ。

 

私は8月下旬からクォンソン区庁という区役所で過ごしています。クォンソン区庁では、主に行政支援課と家庭福祉課にて様々なことを学ばせていただいています。先日は、家庭福祉課が実施している市民向けの手芸会にご一緒させていただいたのですが、子どもの話や美味しいご飯屋さんの話などをしながら和気あいあいと手芸作りを行っていました。外国人の参加者もおり、きっかけが無いと孤立してしまいがちな異国での生活において、重要な交流の場となっているようでした。このような事業が、作品作りを通じた市民の交流の場だったり、子育てや家事の息抜きの場として大変重要な役割を果たしているのを実感する一日だったなと感じています。この日はサボテンの飾り物を作る会の最終回だったのですが、最終的に写真のような可愛らしい作品が完成しました。


また最近は、水原華城文化祭の準備が本格化してきました。10月上旬に開催される水原華城文化祭では、旭川市の観光ブースを準備し、旭川市を観光PRを実施する予定です。韓国国内だけでなく、外国からも観光客が訪れる水原市最大のお祭なので、旭川の良さを精一杯アピールできるよう準備を進めているところです。こちらの当日の様子等は、後日のブログにてお伝えいたします。

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クウォンソン区庁

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市民向け手芸会の様子

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作成した作品
 

また、こちらでは9月24日が秋夕(チュソク)でした。秋夕というのは、韓国のお盆のことで、旧暦の8月15日にあたる日のことです。またその前後も休日となるため連休となります。多くの韓国の方はこの連休を利用して故郷に帰省し、先祖のお墓参りをしたり、親戚や家族と過ごします。
秋夕期間中というのは、故郷でゆっくり過ごすものかと勝手にイメージしていたのですが、同じ職場の主婦の方は、親戚等が集まるため秋夕期間はたくさんの料理を作ったり、お供え物の準備をしたり、掃除をしたりと、秋夕期間中は非常に忙しいんだよー。と少し嘆いておりました。なので、全ての方がゆっくり過ごせるわけではないようです。最近は料理を作らずに購入したりする家庭もあるようなので、忙しさは各家庭によるといったところという印象を受けました。
また、日本のお盆の際の帰省ラッシュのようにソウルなどの都市部から故郷へ帰る方面は道路、バス、列車など大変込み合うようです。この秋夕期間中は、テレビをつけるとよく渋滞情報などが報道されているのですが、駅やバスターミナルなどはすごい数の人で溢れかえっていました。
私はというと、水原市内とソウル市にて過ごしていたのですが、多くの人が故郷へ帰省するため、普段よりも格段と人が少なかったです。ただ、この期間中には店や観光地が閉まっていることも多いため、観光の際は注意が必要だと思います。もし、秋夕期間中に韓国へ訪れる際には営業日等を事前にご確認ください。
 

 

こちらで生活していると初めてのことがたくさんあります。今回初めて体験した秋夕も、お盆と似ているところがある反面、違うところもあってとても興味深かったです。これからももっと多くの経験を勉強していきたいと思います。
今回も読んでいただきありがとうございました。
それでは皆さま、アンニョンハセヨ!

 

あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンへカジャ!!)

vol.5

H30.8.30 

※「カジャ!!」は日本語で「行こう!!」という意味です。

第5回あさカジャ

 

みなさまアンニョンハセヨ!(こんにちは!)あさカジャをご覧いただきありがとうございます。
今日は前回の続きと言うことで,水原市のお祭を紹介していきたいと思います。水原市にはまだまだ色々なイベントがあるんです!!


2.『11th Multicultural Unity Festival』
(第11回多文化祭り) 2018.6.17

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このお祭は外国人住民のための祭りであると同時に,水原市民にとっても文化の多様性を理解する貴重な機会となるよう開催されています。個人的な感覚ですが,たしかに水原市で生活していると外国人住民の方と会う機会が多いように感じます。
当日は,各国の文化を体験するコーナーが設けられたり,歌手によるコンサートなどもあり大変盛り上がりました。また,各国の料理のブースも出されており,普段はなかなか食べることの出来ない国の料理を食べたりと貴重な体験をさせていただきました。水原在住の日本の方もブースを出しており,交流する良い機会となりました。

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各国の伝統衣装をまとったファッションショー



3.『수원 문화재 야행2018』
(水原文化財 夜行2018) 2018.8.10~2018.8.11

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(写真は公式ホームページより)
この夜行の期間には,世界文化遺産の水原華城が特別ライトアップされます。したがって,ホームページにある「歴史を抱き夜を歩く」の言葉通り,水原華城の歴史を感じながら,普段とは一味違った水原華城を楽しむことができます。この夜行は2次構成になっており,今回私が参加したのが第一次「行宮そして小道、物語の中を歩く」です。第二次は「水原華城城郭キル、美しさをみる」というテーマで9月7日・8日に行われる予定です。そのときには,きっとまた違った水原華城をみることができるでしょう。私には,期間限定で普段とは異なる姿を楽しめるという点で,旭山動物園の夜の動物園とちょっと似ている気がしました。ちなみに,去年の来場者は19万2千人を記録したそうです。豊富な食べ物や様々な体験コーナーもあり,見どころあふれるイベントとなっていますので,興味のある方は下記リンクより調べてみてください。
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http://www.swcf.or.kr/?p=207#url(韓国語サイト)
http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/AKR/MA_JA_9_6_1.jsp?cid=2557178(日本語サイト)

 
 

あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンへカジャ!!)

vol.4

H30.8.21 

※「カジャ!!」は日本語で「行こう!!」という意味です。

第4回 あさっぴーとスウォンへカジャ!!

 

旭川のみなさんアンニョンハセヨ(こんにちは)。いつもあさカジャをご覧いただきありがとうございます。

最近の水原市は、暑さのピークも過ぎ比較的過ごしやすい気候となりました。今年の夏のピーク時には、最高気温が40度近くになることもありました。水原市在住の知人に聞くと、今年は例年にも増して暑かったようです。
また、私が水原市に来てから約4ヶ月が経ちました。水原市へ来たばかりの頃は、スーパーマーケットで買物したり、バスに乗るだけでも大変でしたが、韓国の生活スタイルにも少しずつ慣れスムーズに生活することが出来るようになってきたところです。


さて、本日のブログは、この4ヶ月間に開催された「水原市のお祭」についてご報告させていただきます。

1.『水原演劇祭』(2018.5.25~2018.5.27)
 「水原演劇祭」は今年で22回目を迎える歴史ある演劇祭です。今年は海外から6チームが参加し、国内の14チームと合わせ37作品、計89公演が開催されました。前回までは水原華城行宮で開演されていましたが、今年からは自然豊かな旧ソウル農業大学に舞台を移したため、森の中のパーティーをスローガンに、自然環境を最大限に活かした公演が展開されました。
また、一つの演目が2回~4回程度開演されるため、開催期間中に行けない日があっても、お目当ての公演を見逃さなくて済むよう工夫されています。事前にホームページにて公演日時が公表されておりますので、ご希望の演目に合わせて参加することが可能です。ちなみに開催期間中に約15万人もの人が訪れたそうです。
私も初日の夜と2日目の昼の2度訪れたのですが、昼と夜でまったく違った印象を受けました。夜はロマンチックな雰囲気で、来場者も若者やカップルが多い印象でしたが、昼はファミリーで見に来ている方が多かったです。

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これはフランスから招聘の「人間モービル」という作品で、まるでモービルのおもちゃを連想させます。30~40メートルもの空中に吊られながらパーカッションと曲芸が繰り広げられる公演です。みんな手に汗を握りながらも、洗練された公演に見入っていました。

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こちらは韓国国内からの招聘で「羽ばたき」という作品です。ストーリー仕立てになっており、最初は静かに進んでいくのですが、最後は非常にアクロバティックな演技でした。この時は昼公演だったので、子ども達も沢山居ましたが、目を輝かせて食い入るように見ていたのが印象的でした。

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続きまして、こちらはオランダからの招聘作品で題目は「バードマン(Birdmen)」です。その名の通り、人が恐竜を演じているのですが、動きが本当にリアルなんです。見ている子ども達が大喜びでした。

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こちらは韓国招聘作品「ダンゴル屋台」。漫才を取り入れた物語です。話の内容は理解できませんでしたが、陽気な音楽が奏でられる中で行われる、迫力ある皿回しは必見です。

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最後になりますが、これは韓国招聘作品の「ウェボン人生」です。棒を使ったダイナミックな演技がすごかったです。本当に落ちてしまうんじゃないかと皆ハラハラして見ていました。(落ちることはなかったです)

全部は見れませんでしたが、この他にもたくさんの公演がありました。今年は日本からの招聘作品がなく非常に残念でしたが、以前には日本からの招聘公演もあったようです。昼と夜、それぞれ違った良さが有りますので、時間に余裕のある方は是非どちらも体験してみてください。
他の祭りは、次回の記事にてご報告いたします。

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それでは皆さま、アンニョンヒゲセヨ~(さようなら~)

 

あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンへカジャ!!)

vol.3

H30.7.24 

※「カジャ!!」は日本語で「行こう!!」という意味です。

第3回あさカジャ

 

旭川の皆さんアンニョンハセヨ。いつもあさカジャをご覧いただきありがとうございます。
 

今回は,『水原市とトイレ』について書かせていただきます。なぜなら,水原市はトイレと非常に関係の深い都市なんです。

皆さんは水原市というと何を思い浮かべるでしょうか。きっと真っ先に思いつくのは,世界文化遺産の水原華城や美味しいことで有名な水原カルビだと思います。しかしその他にも,まだまだ知っていただきたい水原市の魅力があるんです。そこでまずは「解憂斎(ヘウジェ)」という,世界的にも珍しいトイレ博物館をご紹介したいと思います。

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韓国のトイレ事情について

まずは,実際の韓国のトイレ事情について簡単にご説明したいと思います。韓国がトイレの美化活動に力を入れ出したのは,2002年に開催された日韓ワールドカップが大きく関係しています。世界中から観客が訪れるにあたり,トイレを綺麗にして世界中のお客様をもてなそうと日本と韓国両国が手を取り合ったことがきっかけで,韓国のトイレ美化が本格的に進んだようです。
皆さんの中でも韓国では便器にトイレットペーパーを流せないと聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが,実際にこちらで生活していて,流せないトイレを目の当たりにすることがあります。ただ,新しい建物などは比較的流しても大丈夫なところが多いように感じます。聞いた話では,以前よりもトイレットペーパーを流すことができるトイレは増えているそうなので,今後は更に減っていくのかもしれません。

 

解憂斎とはいったいどんなところ?

解憂斎は,もともと水原市長や国会議員も務められ,元世界トイレ協会会長の故・沈載徳(シム・ジェトク)さんの自宅でした。世界トイレ協会創立を記念して,世界の人々にトイレの重要性を伝えていくため,30年以上住んでいた自宅をトイレの形に改装し,「解憂斎」と名づけたそうです。
2007年に今の形の家が竣工され,2010年10月にトイレ文化展示館「解憂斎」として開館しました。2009年には故・ 沈載徳さんの遺志により水原市に寄贈されています。
2017年12月にはコンテンツをリニューアルし再開館されておりますので,一度行ったことのある方も再度訪れてみるのはいかがでしょうか。

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また,解憂斎の向かい側には「解憂斎文化センター」もあります。こちらの建物は敷地2582㎡,延べ面積993.28㎡,4階建ての建物となっており,トイレ関連遺物の収集・トイレ関連図書の保管などが行われています。こちらには,子供達が遊びながらトイレに関する知識を身に付けることができるこども体験館もあります。また,こちらに来る機会がある方は是非文化センター4階にある展望台から解憂斎を眺めてみてください。上からトイレの形をはっきりと確認することが出来るオススメスポットです。

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展望台から見た解憂斎

上記で紹介したように,水原市は世界的にも珍しいトイレ博物館がある,非常にトイレと関係の深い都市です。大変幸運なことに,水原市や世界トイレ協会のご厚意によって,世界トイレ協会が主催している国際トイレフォーラムに私も参加させていただきました。フォーラムは4日間の日程で実施され,水原市だけでなく,いろいろな場所を訪れました。(ちなみに次回は南アフリカにて開催されるそうです。今回参加できて本当に良かったです。)
世界中から集まったトイレの専門家たち向けのフォーラムなので,素人の私にとっては非常に高度な内容でしたが,トイレの奥深さを痛感させられる機会となりました。フォーラムの様子については以下写真にて簡単に紹介させていただきます。また,日本からは私以外に,トイレに関する企画・講演・執筆・テレビ出演などを行っている白倉 正子さんも参加されていました。とても親切な方で,移動中などには非常に興味深いお話をたくさん聞かせていただくことができました。(正直白倉さんの話が一番勉強になったかも。)
事前知識もなく参加することになったフォーラムでしたが,たいへん貴重な体験ができました。間違いなく僕の人生の中で,最もトイレについて考えた4日間でした。皆さまも機会があれば水原を訪れて,水原市のトイレ文化を体験されてはいかがですか?

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白倉 正子さんとあさっぴー

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トイレの専門家だけあってイアリングもトイレ型でした。
(みんなこのイアリングに興味津々)
 

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白倉さんが解憂斎に寄付したトイレと白倉さん

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白倉さんが寄贈したトイレ
(実際に明治時代に日本で使用されていたトイレだそうです。)

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ピアノ型トイレ
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ピアノ型トイレの階段
階段を上り下りすると,動きに合わせてピアノの音がなるんです。

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座学にて最新トイレについて学びました。

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フィールドワークにて,便器工場を見学したとき

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地下鉄の駅のトイレの説明を受けている場面

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韓国国内のニュースでも国際トイレフォーラムの様子が取上げられました。
○世界トイレ協会(WTA)について
世界トイレ協会は,人類の健康と衛生の向上を目的に,2007年11月22日に創立されたトイレ専門国際民間団体(NGO)です。世界保健機関(WTO)によると,世界の人口の約40%にあたる26億人が適切なトイレのない生活を送っており,これによって年間200万人が水系伝染病で死亡している。世界トイレ協会は,人類の文化の中で重要に扱われていないトイレというテーマを国際社会に公論化し,トイレが及ぼす重要性と改善事業の必要性を認識させてトイレ革命を主導している。「水原トイレ文化展示館(解憂斎)より引用」
 

○解憂斎(ヘウジェ)へのアクセス方法
(住所)(16209)水原市長安区長安路458番ギル9(梨木洞)
TEL:031-271-9777
FAX:031-271-9776
E-MAIL:mrtoilet@haewoojae.com
ホームページ:https://www.haewoojae.com:40002/Default.asp(韓国語・英語)
(交通機関) 座席指定バス 1009.3003.7790.7800.7900
市内バス 5.39.63.64.65.92.98.99.310.990
マウルバス 2-1.2-5.21
(観覧時間) 3月~10月 10:00~18:00
11月~2月 10:00~17:00
(休館日)  毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日が休館),1月1日,旧正月,お盆連休
(観覧料)  無料
※上記内容については変更になる可能性があります。必ず各自にてご確認ください。


普段から色々なことに関心を持ってみると,身近にもまだまだ面白いことがたくさんあるものですね。

今回もご覧いただきありがとうございました。 次回もよろしくお願いします。
 

 

あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンへカジャ!!)

vol.2

H30.6.25 

※「カジャ!!」は日本語で「行こう!!」という意味です。

いつもあさカジャをご覧頂きましてありがとうございます。

韓国では6月13日に統一地方選挙と国会議員補欠・再選挙が実施されました。大変な盛り上がりをみせた選挙が終わったかと思いきや,息つく間もなく2018ロシアワールドカップが始まり,こちらでもすごい盛り上がりをみせているところです。そんな活気に後押しされたか,最高気温が30度を超える日もでてきた水原市より第2回目のあさカジャをお送りします。水原市長選挙の結果としましては,現職の廉泰英(ヨム・テヨン)市長が再選されました。今後とも旭川市と水原市との友好の益々の発展に尽力してくださることと思います。また,こちらで生活していると,たまに旭川が恋しくもなりますが,旭川の皆さまは元気に過ごされていますでしょうか?

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ロシアワールドカップ韓国vsスウェーデン戦のパブリックビューイングの様子。皆さんやはりサッカー好きということで,こちらでもすごく盛り上がっています。

ところで,私は4月11日に大韓民国へ入国したのですが,水原市へ派遣される前に,世界中から集まった公務員の方々と一緒に事前研修を受講してきました。事前研修では,大韓民国についての勉強(文化・言葉・歴史など)に加えて,色々な場所を視察する機会をいただき,韓国を身を持って体験することができました。今回は,そんな研修を通じて訪れた場所をご紹介いたします。

歓迎セレモニーパーティー

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【ソウルにて】

○国会議事堂

この国会議事堂は1975年に建築されたものです。現在の韓国は一院制が採用されておりますが、南北統一や改憲などにより両院制が実施されることに備えて設計されたため,会議場が2つあるそうです。国会議事堂ということで建物内は緊張感と荘厳な雰囲気に包まれていました。国会議事堂内部を見学するには事前予約が必須となりますのでご注意ください。

外観

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前方向から

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右側面から

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○高尺(コチョッ)スカイドーム

こちらは2015年11月に正式オープンした韓国初のドーム球場です。春から秋までの韓国プロ野球のシーズンにはソウルを本拠地とする「ネクセン・ヒーローズ」のホームスタジアムとして利用されています。また,野球だけではなく,イベントやコンサート会場をしても利用されているので,K-POP等がお好きな方には馴染みのある場所かもしれません。球場内は1階席~4階席までが観覧席となっており,最大25,000人を収容することが出来るそうです。

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内観

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ベンチの様子

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○JTBC(テレビジョン放送局)

こちらは韓国国内のテレビ局です。私達はニュース番組制作の現場を主に見学させていただきました。また,JTBCで作成したドラマやバラエティに関する資料館もあり一緒に見学させていただくことが出来ました。

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JTBC人気番組のパネル

書いてあるColoring Your World(多彩な楽しみ)というのはJTBCのキャッチフレーズで,番組のジャンルごとにテーマカラーが割り当てられています。(ニュースは青。ドラマはピンクなど) 番組の構成やCMなどでもそのジャンルに合わせたカラーを用いることで,視聴者に色をみて番組をすぐに連想してもらえるよう工夫しているそうです。

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このスタジオから韓国国内全土にニュースが伝えられています。

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資料館の一部

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【全州市(チョンジュ市)にて】

全州市というのはソウルから車で約3時間ほどの場所です。こちらでは全州韓屋村という昔の町並みが残っている地区を見学いたしました。こちらは観光地としても非常に有名で,韓服を着て町並みを散策するのが人気があり,私達が訪れた時もたくさんの観光客が韓服に身を包み,散策を行っていました。食べ物では全州ビビンパが有名なので,訪れる際には是非食べてみてください。

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町並みの一部。下のようなたくさんの韓服レンタル屋さんがあります。

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【K2Hプログラム20周年記念フォーラム】

「K2Hプログラム20周年記念フォーラム」は6月8日にソウルにて行われました。

まずは簡単に「K2Hプログラム(=外国地方公務員招請研修)」についてご紹介したいと思います。この「K2Hプログラム」とは,韓国の地方公共団体で構成された「全国市道知事協議会(=以下GAOK)」が主催しており,今後海外との交流を開始したい,もしくは姉妹・友好都市との交流をもっと活性化したいとの韓国の自治体からの要望を踏まえ,GAOKが実施しています。「K2Hプログラム」は,1999年に始まり今年度で20周年を迎えました。この20年間で30カ国の海外より815名の公務員が参加しています。

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今回のフォーラムでは,過去の参加者からの報告会もあったのですが,皆さまこのプログラムで様々な経験をした後に自国へ戻り,世界中で活躍されていました。中には,文在寅(ムン・ジェイン)大統領の対応にあたった方も。また,当日は4ヶ国語(韓国・中国・英語・日本)による同時通訳があったため,安心してフォーラムに参加することができました。

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私が参加させていただいた4月の事前研修と6月の20周年記念フォーラムのともに「K2Hプログラム」では,本当に貴重な機会をいただきました。また,世界中の公務員の方や韓国の有識者の方など,普段接することが出来ない方々と交流できたことは自分の財産です。この経験を今後の公務員としての職務に活かせるよう,今後ともしっかり取り組んで参りたいと思います。

それではみなさんアンニョンヒゲセヨ(さようなら)

 

あさカジャ!!(あさっぴーとスウォンへカジャ!!)

vol.1

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※「カジャ!!」は日本語で「行こう!!」という意味です。

皆さま,はじめまして。

いつも大韓民国・水原(スウォン)市への派遣公務員ブログ「あさカジャ」をご覧いただきましてありがとうございます。

平成30年4月から旭川市の姉妹都市であります水原市へ派遣させていただいている北 康宏と申します。

1年間水原市から様々な情報を発信することで,皆さまに友好都市である水原市を少しでも身近に感じていただければと思っております。

どうぞよろしくお願いいたします。

さて,私自身は,現在韓国に入国して約1ヶ月がたったところです。

4月11日に入韓し,ソウルにて10日程,全国市道知事協議会「GAOK」が主催するプログラムに参加した後,水原市での生活を始めています。

今年度は世界11カ国から57名の公務員が集い,一緒に研修を受講して参りました。研修の内容については,次回のブログにて紹介させていただきます。

今回のブログでは,平成30年4月22日(日)に水原市にて開催された『第16回京畿(キョンギ)マラソン大会』についてレポートさせていただきます。

まず,大会名についている京畿というのは,韓国の行政区の名前です。京畿道は,現在28市3郡を管轄しており,その中の一つの都市である水原市に,京畿道庁が置かれています。(京畿道庁・日本語ホームページ  http://japanese.gg.go.kr/japanese/) 

京畿マラソンは,ユネスコ世界文化遺産に登録されている水原華城(スウォンファソン)を見ながら走ることのできる水原市最大のマラソン大会です。

水原市民からも大変愛されているマラソン大会であり,例年約1万人が参加されているそうです。 

また,種目についても,5km,10km,ハーフマラソン,フルマラソンと段階的に設けられており,参加者の実力に合わせて選択することが可能になっています。

そんな第16回目を迎えた京畿マラソン大会に,旭川市と水原市とのさらなる友好交流を推進するため,今年度は旭川市からハ-フマラソン部門に畠山 詩永(はたけやま・うたえ)さん。フルマラソン部門に木村 圭佑(きむら・けいすけ)さんと串間 京子(くしま・きょうこ)さんの3名が参加されました。

当日の天候は,あいにくの曇り空で,時折小雨がぱらつく残念な天候ではありましたが,暑さにはあまり慣れていない旭川ランナーにとっては,追い風になってくれるのではとの期待を胸に,選手の方々に同行しておりました。

出走の前には,廉泰英(ヨム・テヨン)水原市長も激励に訪れてくださり,水原市との強い絆を感じました。

また,開会セレモニーでも,旭川からの選手団ということでご紹介いただき,水原市民ランナーの方々からひときわ大きな声援を受けたことが非常に印象的でした。

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出走時間が近づくにつれ,選手の方々も真剣な表情に変わり,独特の緊張感に包まれた中,カウントダウンにあわせて選手の皆さんはスタート。

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選手の方々が走っている間に,京畿マラソンのスタート・ゴール地点になっている水原綜合運動場内部の様子についても見学いたしました。

運動場内には多くの企業や団体がブースを出し,軽食や飲み物の提供を行っておりました。

また,マッサージ等を無償で提供しているブースがあったことが私にはとても斬新に感じました。

この大会には水原市内の学生ボランティア等,多くの方々が参加しており,ランナーと市民の交流の場になっているそうです。

だからこそ,市民にとってとても身近で,市民に愛される大会となっているのだと感じました。

マッサージのブース

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メディカルチェックのブース

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そうこうしている間に,選手の方々も次々にゴール地点へ無事戻ってきました。

走り終えた選手からは疲労困憊である中にも,充実した表情をうかがえることができました。後から聞いた話では,皆さん色々な反省点があるようでしたが,きっと素晴らしい体験になったのではないかと思います。

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最後には今回関わってくれた方々でパシャリ。

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言葉が分からずとも,マラソンを通じてお互いを理解し合う。

今回はスポーツ交流の素晴らしさ,友好交流の大切さを感じた1日となりました。マラソンだけでなく,今後も色々な活動を通して,旭川市と水原市の友好がさらに深まっていって欲しいと強く感じています。

 

選手の皆さま,たいへんお疲れ様でした。

走る前の緊張感。走り切った後の充実感。悔しさ・嬉しさ。たくさんの感情を共有させていただくことができました。

マラソン大会に同行するのは初めての経験でしたが,皆さまの走りに心から感動しました。

また,急なお願いにも関わらず同行を許可してくださいました北海道陸上競技協会の丸さま,本当にありがとうございました。

 

もし, 京畿マラソンに興味を持たれた方がいらっしゃいましたら,以下の京畿マラソンのホームページを参考にしてください。

(今回参加した第16回の京畿マラソン大会のホームページとなります。また日本語のページはなく,韓国語のみとなります。)

Kgmarathon.co.kr/m/

 

また,旭川市では来年度も京畿マラソンへの参加を通して,友好交流を推進する国際交流ランナーを募集予定です。

詳細は旭川市国際交流センターのホームページ等にて公表予定ですので,もし興味のある方は今後好評予定の情報の確認をお忘れないようお願いします。(参加には一定の要件がありますのでご注意ください。)

 

次回の「あさカジャ」では,ソウルでの研修の様子を報告いたします。

それでは皆さん,アンニョンヒゲセヨ(さようなら)

 

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